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目を開けると、2回目の真っ暗空間だった。
少し身構えてしまったけど、ひとまずこの空間に来るという事は生死をさ迷ってはいても死んだ訳ではない。
はぁと安堵のため息を吐くと、呆れた様な声が響いてきた。
「きみさ、ホントはバカでしょ？」
「バカとは何さ。
これでもテストで赤点取った事1回しかないんだよ？」
「1回あるじゃん。というか、そういう意味じゃない。何で自分から死ににいくのよ。」
「1問間違えただけで赤点の鬼畜小テストだったから仕方ない。
あと、一応ちゃんと生きる前提でやった事だからね？」
「はぁ……」
やれやれ、とでも言いたそうだ。
いや、顔は見えないし姿も分からないけど。
「……あ、そうだ、君にちょっと聞きたい事があったんだけど。」
「何？この空間は私もよく分からないよ？
私の方からすると、きみが意識を失うのにリンクして眠くなって昼寝する感じ。」
「へー、じゃあやっぱり君は｢実在する人間｣なんだね。
ボクとリンクしていて、ボクに謝る様な事をしていて、ボクを心配してくれる人……実は、心当たりがない訳じゃないんだよ？」
そう口にした瞬間、誰かが暗闇から飛び出して来た。
その人物は、まっすぐな黒髪に｢ボクと全く同じ身長｣の少女だった。
ボクは両腕を痛いくらいに掴まれる。
「っ！！……あ、っ！！」
瞳に涙を溜めて、必死に何か訴えようとするその顔。
何か言おうと口を開き、言葉にならなかったその声。
どっちも見慣れた、聞き慣れたものだった。
顔は｢ボク自身｣が、声は｢この体｣が。
「……君の名前なんだけどね？
実は、勝手にボクがつけちゃったんだ。
仮だから、気に入らなかったら変えてね？」
これで確信が持てた。
目の前で震えている｢もう一人｣。
「はじめまして、メリ！
体が入れ代わったなんて、小説みたいでドキドキするね！」
「え、な、あ、う」
笑ってそう言えば、面白いくらいにメリは固まった。
涙も引っ込むほど混乱して後退りしていて、それをからかおうとしたら、視界が歪んだ。
どうやらまたも生きて戻れるらしい。
「あー、もっと話したい事あったんだけどな。
生きられるだけマシだけど。」
「あっ、あの、ルイナ！
えと……名前、ありがとう。」
「……うん！多分また会えると思うから、その時はよろしくね！」
ぐにゃぐにゃする視界の中で手を振れば、メリが振り返してくれたのが分かった。
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星咲夜空@スマホ(プロフ) - 白瀬さん» 別アカから失礼します。返信遅くなって申し訳ありません！文字数制限やモチベーションと戦いつつ頑張ります！コメントありがとうございました！ (2019年11月7日 21時) (
レス) id: 2efeb2cec1 (このIDを非表示/違反報告)
白瀬 - とっても読みやすいです。更新頑張ってください！応援してます。 (2019年8月22日 1時) (レス) id: 07b463bee0 (このIDを非表示/違反報告)
星咲夜空(プロフ) - 気まぐれ猫さん» あー､それはちょっと難しいですね｡そうなると台本書きになってしまうし､意外と文字数を使うので…｡でも､誰が喋っているのか分かりにくい個所は何個かありますね｡後々直していこうと思います｡感想とアドバイスコメントをありがとうございました！頑張ります！ (2019年1月12日 12時) (レス) id: b950053151 (このIDを非表示/違反報告)
気まぐれ猫(プロフ) - 面白いです！出来れ場ですけど「」の前に誰が喋ってるか書いてくれると嬉しいです！更新頑張って下さい！！ (2019年1月11日 21時) (レス) id: 5edabe2416 (このIDを非表示/違反報告)
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