【H×H】面白そうだから 2

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「その通り。
じゃが、基準くらいは教えてやろう。」

教えていいの！？

「まず審査基準。
これは大きく分けて3つ。
身体能力値、精神能力値、そして印象値。
これから成る。」

会長は指を3本たてて、説明を始めた。
ホントに始まっちゃったよ……。
まぁ、無駄話じゃないし聞こうかな。

「身体能力値は敏捷性、柔軟性、耐久力、五感能力等の総合値を。
精神能力値は耐久性、柔軟性、判断力、創造力等の総合値を示す。」

えっと、体の強さと心の強さって事かな。
ボクは体は強くても心は弱いと思う。

「だが、これはあくまで参考程度。
最終試験まで残ったのだから何をいわんやじゃ。
重要なのは印象値！」

印象値…。

「これは即ち、前に挙げたものでは測れない“何か”！
言うなれば、ハンターの資質評価と言ったところか。
それと諸君との生の声を吟味した結果こうなった。
以上じゃ！」

ボクの声はー！？
……いや、もう、クラピカと戦う事にならなければいいか。
記憶も、何があったかくらいしか覚えてないしなー…。

そう言えば…キルア、何で点数の付け方なんて知りたかったんだろう？
ちらりとキルアを見ると、険しい目をしている様に見えた。

「戦い方も単純明快！
武器OK、反則なし、相手に[まいった]と言わせれば勝ち！
ただし、相手を死に至らしめてしまった者は即失格。
その時点で残りの者が合格、試験は終了じゃ、よいな。」

……あっ、やばい。
ルール的にヒソカが相手だと勝ちは絶望的って事もそうだけど。
確か、この後って……。

「それでは、最終試験を開始する！
第一試合、ハンゾー対ゴン！」

その言葉を聞いて、ボクは焦る。
ボクは、この後の展開が違っている事、もしくは──。
この後の展開に耐えられる事を、祈った。

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