【名探偵コナン】蘭の妹はチートな人見知りです

2話・平成のシャーロック･ホームズ ページ5

……なんて､ひっかけてみた訳だけど｡予想以上に焦ってておかしくなって来たわ｡

新一「あ､あ､あのさ……( 春菜「ふふふっ､あははは！」え？」

春菜「ウソだよウソ！こんな手に引っかかってちゃ､探偵はつとまらないんじゃない？」

思いっきりドヤ顔してやった！悔しそうに睨まれたけど､顔が赤いから怖くない｡

ピーッ
「発車しまーす！」

コースターが動き出した｡

春菜「でもね､新一…楽しみにしてたのは､ホントだよ！」ニコ

新一「え？」

ここで皆様にカミングアウト｡私､ジェットコースター､怖い｡

ギュッ
新一「へ？」

新一の手を握る｡そろそろ頂上だ｡

春菜「き…きゃあああ！！」

ゴオオオ

コースターが急降下する｡正直､めちゃくちゃ怖い｡
トンネル部分に入って､周りが暗くなってさらに怖い｡

新一「え？なんだ､水か？」

「うげっ！」
ドバッ

春菜「きゃー！何よこれ！？」

なんか生暖かい何かが掛かったんだけど！？
それがなにか…トンネルを抜けた時､嫌と言うほどわかった｡

ブシュウウ
「キャアアア！」

私に掛かったそれは､血｡首から上がなくなって､血を噴き出した男｡
私のななめ後ろで､人が､殺されていた｡


ガシュン
女性の悲鳴が聞こえるとほぼ同時に､コースターが止まった｡

「じ､事故だ！救急車を呼べ！警察にも連絡しろ！」

そんな声が､やけに遠くに感じた｡



「ど､どうして岸田君が…ううっ…」

私は､黒ずくめの男が割り込んだせいで乗り損ねていた蘭姉が来てくれるまで､ずっと新一に引っ付いていた｡
迷惑だったかもしれないから､落ち着いたら謝っておこう｡

「フン…運の悪い奴め…」

銀髪がかなり特徴的な黒ずくめの男が､そう言って去ろうとする｡ち､違う､これは…！
そこに､新一が待ったをかけた｡

新一「まて！これは事故じゃない！殺人だ！」

……新一は､本当に凄い｡

新一「そして犯人は…被害者とコースターにいっしょに乗った…この7人の中にいる！」

春菜「……羨ましい､な｡」(ボソッ

蘭「春菜？…大丈夫？」

春菜「うん…多分……」

「ケッ…つきあってらんねーぜ！」

もう一人の黒ずくめの男がそう吐き捨てた時､ようやく警察が現れた｡

「どけどけ！警察だ！」

「や､やべ…」

ん？なんか､妙にうろたえてる様な…？

「おー､工藤君じゃないか！」

新一「あ､目暮警部…」

「何､工藤！？」

周りがザワザワし始めた｡さすが､テレビにも話題が出てるだけあって知名度あるね｡

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ラッキーカラー

あずきいろ

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ラッキーめいげん[現在､全31言]

静香「アホ！命に人のも自分のもあらへん!奪ったらアカン大事な物や!それを絶つアホは､みんな人殺しと同じやねんで!なんぼそれが自分の物でもな!」

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