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栞「それ、本当なの!?」

栞さんに雅美さんのお父さんを殺したかもしれない人の事、雅美さんの居場所が分かるかもしれない事を話すと、栞さんの焦っている様な嬉しい様な声が聞こえた。

春菜「は、はい…本当です。」

栞「手がかりが子供の目撃情報なのが癪だけど、それが分かれば十分よ!春菜ちゃんありがとう!」

そう一気に捲し立てると、電話はそこで切れた。十分って……情報収集するのかな。
…………私も、じっとしていられない。意味があるか分からないけど、ちょっと調べてみよう。



全然成果が得られなかった調べ物を終えた時、扉を叩く音が聞こえた。
ここには私しかいないので、必然的に私が出る。

春菜「はい、今開けます……って、栞さん!?」

栞「春菜ちゃん、細かい話は後で話すからちょっと一緒に来て!雅美ちゃんが危ない!」

春菜「へっ?うわぁ!」

思いっきり腕を引っ張られ、私と栞さんは外に出る。
そのまま階段を駆け下りて、停めてあった栞さんのものであろう車に乗った。

春菜「あの、誘拐紛いの事をするのは流石にどうかと…」

栞「あー…うん、そこに関しては申し訳ないわ。でも蘭ちゃんもそこに行ってるし、連れて行かないと後悔する気がするから。」

栞さんと蘭姉は2、3回会った事がある。2人とも甘いものが好きだから、結構意気投合していた。
いやそんな事はどうでもよくて……。

春菜「蘭姉も向かってるって事は、雅美さんのいる場所ですか?」

栞「当たり!飛ばすからしっかりシートベルトしてね!」
(絶対に会わせる訳にはいかないし、かと言って万が一にも彼女を死なせる訳にはいかない…あぁもう面倒だな!)

どこか苛立っている栞さんの言葉に従いシートベルトを締める。
ふと、応急手当セットの様なものが目に入った。…揺れる車内で、私はそれを自分の傍に寄せる。
もし蘭姉やお父さんやコナン君、雅美さんが怪我をしていたら、すぐに使える様に。
……それでも不安は拭えない。それをかき消す様に、私は外の景色に目を向けた。

 ・→←8話・広田雅美


ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーめいげん[現在、全31言]

静香「アホ!命に人のも自分のもあらへん!奪ったらアカン大事な物や!それを絶つアホは、みんな人殺しと同じやねんで!なんぼそれが自分の物でもな!」


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星咲夜空(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます。頑張りますね! (2018年10月28日 20時) (レス) id: b950053151 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - コナン大好きです漫画とアニメと映画見るくらい大好きです更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます (2018年10月12日 15時) (レス) id: 9b074a0665 (このIDを非表示/違反報告)
星咲夜空(プロフ) - 美羽さん» 返信が遅れて申し訳ありません。コメントありがとうございます!時間は掛かりますが、映画沿いも書かせて頂きますね! (2018年10月9日 17時) (レス) id: b950053151 (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - この小説とても面白いです!私は映画沿いを書いてほしいです (2018年9月28日 19時) (レス) id: 692816deb8 (このIDを非表示/違反報告)
星咲夜空(プロフ) - きなこもちさん» こんにちは!コメントありがとうございます!頑張ります! (2018年6月2日 17時) (レス) id: b950053151 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星咲夜空 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年4月14日 12時

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