彼なりの愛情表現、？【青】

なんだかんだ優しいね ページ5

『...そこ違うって。お前そんなあほやったん？』









私は今、流星の特別授業を受けています。









「…だって！英語なんて日本にいれば必要ないし！わたしずーっとここに住むからいらない！」









『そう思うのはAの勝手やけどさ。この追試でも赤点とったら夏休みないの分かっとる？』









そうなのだ。馬鹿なわたしは英語で赤点をとってしまい、次にある追試で60点をとらないと、夏休み毎日先生と過ごすことになってしまうのだ。









夏休みだし、流星と遊びに行きたいのに…






先生と過ごすとか無理！！流星が先生ならいいけど！！！！









なんで流星に教えてもらうのかって言うと、いつも眠そーで授業聞いてんのかわかんないくせに頭いいから。









常に学年20位以内をキープして、英語なんか90点以下を取ったことがない秀才らしい。









なんなの！？かっこいい上に頭いいとか、神様は不平等だ。









「文法とかほんと意味不明……」









英語が分からない私にとっては呪文の様にしかみえないんだけど…









『やから...、そこ違うって何回言わせんねん。頭悪いんならもっと授業真面目に受けたら？』









「...私だって..頑張ってるもん！そんなこと言ったって、私は流星と違うの！」









わたしが馬鹿なのは事実なのに









なんか、流星にムカッときてつい言ってしまった。

なんだかんだ優しいね→←嫉妬だってするんです

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