夜桜の散る中に…【小説Ver.】

ぼーっと《瑠飴》 ページ15

お星さま。


空に浮かんでいるのはお星さま。
私の手元にあるのは美味しい方のお星さま。
ぽりぽり金平糖を食べる。

甘いのって美味しいよね。

カンテラランプをもう一度灯す。

綺麗。


今日は災鬼見てないな。
…あいつ以外。


…桜歌お姉、大丈夫かな。
精神的に来てないかな。
ふわあ、とアクビをして車イスから降りる。

…仕事は……残ってないよね。
残ってたとしても期限守ればいっか。

「さむ」

持ってた膝掛けを羽織る。
用途が違うって?ははっ、黙れ。


……ていうかここホントにお姉にバレてないよね?
バレてたら厄臣お兄に色々言われちゃう。

最高の歌声〔詩学音丸〕→←人間？災鬼？〔朱鬼〕

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