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『あ!もしかして、蓮さんや、翔太さんが女性のお相手をするのって…』
紫「あっ〜勘がいいね?そう、うちの店に出入りもさせてるから、そっからマークさせる事もあるよ。夜の街は情報の宝庫だからね」
頬杖をついて少し悪い顔して笑うふっかさんは、今までのおちゃらけてる感じとは違う、「長」の顔をしていた。
…その姿はなんだかとても、妖艶で、少し危険なカオリがした。
この人は正真正銘、ひとつの組を束ねる組長さんなんだ…。
紫「Aちゃん〜?背筋伸びてるよ??…なんか俺怖いこと言っちゃった!?」
『あっ、いいえ、すみません』
無意識に、背筋が…と思っていると
緑「ただいま〜なんかいい匂いがする〜」
亮平さんも帰宅されたようで、居間にひょっこり顔を出す。
『あ!亮平さん!おかえりなさい!亮.平さんの分もご用意しますね!』
緑「やった〜ありがとう!」
黄「うまいぞこれ。あいつの手作り」
緑「美味しそう〜なんの話ししてたの?」
紫「俺たちの仕事の話をね」
緑「Aちゃんに詳細話すのは少し意外だね」
紫「…家族だから、ね?」
緑「ふふ、にやけてる」
黄「きも」
紫「きもってなんだよ!」
『おまたせしました〜!!お口に合うと良いのですが』
緑「ありがとう〜!あ!ねぇねぇ、僕からもお土産〜」
『??』
緑「はいこれ!」
『なんですか?』
緑「今Aちゃん、1人で外に出れないし、色々不安な思いもさせちゃってるかなって。このお守り、どこに居てもきっとAちゃんの事守ってくれるから!」
頂いたお守りは、神社でたまに目にするストラップ型のもので、可愛らしい牛さんがついていた。
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作者名:夜桜 | 作成日時:2021年2月28日 21時