【文化祭編】キャットハント １８ ページ25
あっという間に文化祭２日目のお昼休憩になってしまった･･･。
ぐったりと教室の隅で蹲っていた私に小野田くんは声をかけてくれる。
「ごめんね･･･。姫。みんなと相談して整理券の数、もっと少なくすればよかったね･･･」
「ぅ、ううん。大丈夫だよ。あと１日半だもん」
そうはお返事するものの、私は移動して探してもらうゲームだというのに、ほぼ場所はばれちゃってて常に知らない人と接していた。
私ＧＰＳでも付いてるんじゃないの･･･？
そんな時、ガラリと教室の扉が開いて、元気いっぱいに鳴子くんが飛び込んできた。
「姫ー！もう休憩やろ？おっさんの出しもんひやかしにいくでぇー！」
「な、鳴子くん･･･。ひやかしって･･･」
「ええねん！ええねん！さ、息抜きしにいこ！な？」
ニッと笑った鳴子くんは私の手を引いて立ち上がらせてくれると、そのまま歩き出した。
まだ心配そうな小野田くんに『午後も頑張ろうね』と伝えてから鳴子くんと手を繋いで教室を出る。
「ねぇ。鳴子くん。田所先輩と金城先輩って同じクラスだよね？」
「せや！ワイも昨日は見に行けんかったからなぁ。楽しみやな！」
そう言う鳴子くんは本当に楽しみみたい。
いつもは田所先輩に突っかかってばかりだけど、実はとっても田所先輩のこと大好きなんだなぁ。
微笑ましい気持ちで鳴子くんとパンフレットを見ると、先輩たちの出し物は野外のプールに出店されていた。
プールって、うちの学校プールあったんだね。
鳴子くんとプールに行くと、何故かわぁわぁと歓声が聞えてきて首を傾げる。
プールの階段を上ると突然水飛沫が上がって、驚いた私は鳴子くんの腕に縋りついた。
「うおおおおおっ！なんやなんや！なんやこれ！めっちゃ楽しそうやんかぁぁぁ！！」
「････これって」
目の前にはプールに何個もの大きく分厚い発砲スチロールが何個も浮かんでいて、浮かんでいる発泡スチロールには何色かの色が塗ってあった。
その上を水着を来た人たちが飛び移っていて、バランスを崩した人がプールにダイブしたりしている異様な光景が広がっている。
「おうっ。姫、鳴子。来たか！」
「おっさん！なんやこれ！お祭りやー！」
「田所先輩･･･。これはいったい･･･」
私が困惑していると、田所先輩は楽しそうに大声で笑いながら、この状況を説明してくれた。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» 温かいコメントありがとうございます＾＾いつもお気遣いいただいて本当に嬉しいです♪思いつきでお話をばら撒いておりますが楽しんでいただけて幸せです。今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年12月24日 22時) (
レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 後、あまり無理は為さらないで下さいね？更新お待ちしてます^_^ (2019年12月24日 20時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 遂に番外編まで来ましたね！嬉しいです！今回も楽しかったです。皆素敵でずっとにやけながら、...ヤバい。...スキ。という状態になってました。体調に気を付けて頑張って下さい♪ (2019年12月24日 20時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - すももさん» お祝いのお言葉ありがとうございます＾＾そして温かい気遣いのお言葉、とても励みになります♪本編も完結できるように頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年12月10日 8時) (レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - ふたばさん» お祝いのお言葉ありがとうございます＾＾今月は番外偏は難しいですね。ごめんなさい（土下座）年末年始はドタバタなので更新頻度がかなりゆっくりになります＞＜ご容赦ください。今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年12月10日 8時) (レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2019年9月27日 18時
