ため息の数だけ幸せが来る赤井家へようこそ［名探偵コナン］ (ページ41)

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雪が降った……のはいいが、これはどうしたものかなぁ〜

　今日は冬休み期間。

　だから良いものの……

　朝っぱらから杏とライムが、外に出て走り回っいる。

　杏とライムの毛には、雪がたくさんついていた。

　あーあ

　後で洗わないといけないなぁ〜

　そう思うと、気が重くなる。

　なんてことを考えていると、また雪が降り出した。

　吹雪くほどでわない。

　ただ、シンシンと雪が降る。

　なんだか懐かしい気がする。

　

　あれは、10年ほど前。

　まだ、アポトキシン4869をのまされる前。

　母と一緒に、雪遊びをした気がする。

　今日と同じ雪。

　私は、母と一緒にかまくらを作った。

　完成したかまくらは、そこまで大きくはない。

　母と私がすっぽり入るくらいの大きさ。

　楽しかったなぁ。

　
　なんてことを考えていると、無意識に雪が降る外に出ていた。

　「どうかしたのか？」

　赤井さんは、私の肩に手をおいて話しかけてきた。

　『いえ……何でもありませんよ。ただ、少し昔のことを思い出していただけです。』

　私は、それだけ言って部屋に入った。

　母は、9年前に組織によって殺された。

　嫌なことをおもしだしたなぁ〜

　