ため息の数だけ幸せが来る赤井家へようこそ［名探偵コナン］ (ページ33)

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「……悪かったな。片付けるのは手伝う。」

　ほう……珍しい。

　赤井さんが手伝うなんて。

　明日は雨でも降るのだろうか……

　まぁ、なんにせよ手伝ってくれると言うならお言葉に甘えよう。

　はぁぁぁー

　あの後、手伝ってもらったことに、後悔をした。

　理由は単純。

　赤井さんは、いいところの坊っちゃんだ。

　いいところの坊っちゃんは、掃除なんか自分でやらない。

　なぜなら、掃除専用の人が家にいるから。

　それにしても、たかが掃除にどれだけ時間かかってるんだよ。

　かれこれ、2時間が経とうとしている。

　赤いさんに頼んだのは、たった半径30cm、直径1mの円くらいの広さだ。

　それに比べて私は、半径2m、直径4mだ。

　ちなみに私は、10分程で終わった。

　やっぱり、こういう事もおいおい教えないとなぁ。

　赤井さんが結婚することになったら、絶対家事は、やらなくてはならなくなるだろう。

　家事一つできないとなれば、奥さんにストレスが溜まりまくってしまう。

　それだけは、可哀想なので避けたい。

　さて……明日は料理でもさせてみようかなぁ。