【鬼滅の刃】陽光の巫女

命令 ページ43

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「おっと危ない。なかなか勘がよろしいようで」
　

どうやら本体の元に刀が届いたらしい。
　

おそらくこの渦は、ある場所からまたある場所への空間を繋ぐもの。

鬼の目の前にもこの渦があるのだろう。そこから声だけを飛ばしている、と。



「そろそろ本気を出してくれてもいいんですよ、陽光の巫女さん？」


「…へえ、私のこと知ってるんだ」


「知ってますよ。なんでも、妙な術を使うとか」
　

次々に飛んでくる刀。日輪刀ではない刀も大量にあるようで、攻撃が尽きる兆しがない。



「……そこまで、知ってるとはね…ッ。出し惜しみする必要もなかった、かな」
　



なんとか自身の力量で防いでいるのは、神通力を出し惜しみしているわけじゃない。
　

御札には限りがある。
　


家を出るとき、たしかに大量の御札を持った。


それでも今までの戦闘でだいぶ消費したし、この鬼を倒した後だって任務は続く。
　


神通力を出すには、自分で書いた御札を使わなければならない。

　
まっさらな御札は八咫烏様が家から運んでくれるそうだけど、すぐに使うことができないのだ。
　


どんどん使って、いざという時に切れてしまっては最悪すぎる。





「というか、そもそもなんで私の首なんて欲しがるの？血の方が気になるだろうに」


「ふふ、話をそらしましたね？」



「言えないようなら結構です」


「まあまあ。そんなこと言わず」
　



めんどくさいヤツだな。
　

消えたり現れたりする渦。また私に刀を投げられないようにしてるんだろう。




「なぜ陽光の巫女の首を欲しがるか、でしたよね」
　

陽光の巫女、って…。
　
通り名みたいに言わないで欲しいんだけど。


「もしかしてさ」


「はい？」
　



ピタリと止まる攻撃。



いくつもついた傷がじんわりと熱を帯びる。






「貴方が十二鬼月だから、鬼舞辻に命令でもされたの？」
　


静かな空き地に私の声と微量の風だけが空気を揺らす。






「…ほう？よく気づきましたね。御明察」




渦が一つ増えて、葉のこすれる音が聞こえた。









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漫画よみました！！
コミックの既刊全部読みましたよ！友達ありがとう！！

アニメでも最新話で一瞬柱が出ましたね
蜜離ちゃん可愛い好き

そして時透くん君は推しになると思ってたよ
pixivでイラストだけは見てたけど、無気力黒髪とかドタイプだもの…

実際推しになりました

推しは善逸と時透くんです
真逆のタイプじゃん

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