【鬼滅の刃】陽光の巫女

感謝 ページ30

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その場で合掌をして立ち上がる。


振り返ると、眉を下げながら合掌していた善逸と目が合った。




「…あのさ、善逸」


「ごっ、ごごご、ごめんなさい！」



「……はっ？」
　

なぜ謝る？
　

え？なんでそんな泣きそうな目でこっちを見るの？なんか怯えてない？




「お、俺、勝手に来たあげく血鬼術にかかっちゃって…。Aちゃんに対して刀めっちゃ振ったし斬りつけちゃったし、なんなら途中から記憶なくて気づいたら気絶してたし。


…ほんと、なにしに来たって感じだよな」

　

……はい？
　
何言ってんのコイツ。


善逸いなかったら今頃どうなってたかわからんよ私？


善逸が助けてくれなかったらたぶんあのまま斬りつけられて毘売さんの胃の中だよ？




「何言ってんのかよくわからんけど…。私別に怒ってないよ？むしろ感謝してる。


ありがとう、助けに来てくれて」



「え？え？」


「毘売さんに勝てたのは善逸のおかげだよ」
　

え？は？としか言わない善逸を一発殴っておく。


何も言ってくれないと恥ずかしくなるのわかんないかなぁ…。
　



混乱してる善逸はほっといて気絶した隊員に駆け寄る。


「大丈夫ですか？」


「あ、あぁ…」

「さっきまで戦ってた巫女だよな…？鬼殺隊だったのか…。斬りつけて悪かった」
　

最後、善逸が吹き飛ばした四人のうち二人の意識が戻っていた。
　

洗脳中の記憶は残っているらしく、二人ともしきりにさっきまでのことを謝ってくる。

別に二人が悪いわけじゃないんだから気にしなくてもいいのに。



「大丈夫ですよ。…それより、あの鬼に捕まってから今までどこにいたんですか？」


「…たしか、夜に呼び出されて……」



「地下に下りた気がする。……そうだ、あの甘味処の近くの茂みに扉が隠されてるはず」
　



そこだ。



「案内してくれませんか！？」
　

そこにきっと捕らわれた男性たちがいるはずだ。
　

生きてくれている人はいるだろうか。
　




春樹さんは、いるだろうか。









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このお話、面白いか自信なくなってきたぞ((

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