Doctors-3JSB-GENE【２】

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健二郎side








玲於の隣に潜り込んで数時間。




顔にどんっと何かが当たって


夢から一気に現実へと引き戻された。



やっと目の焦点が合い


顔に当たったそれが玲於の腕だと理解し



その手を戻そうとした時、感じた違和感。






健二郎「..........玲於!?」




ベッドの端の方で玲於がもがき苦しんでいた。




一人では対応できないと判断して


カーテンを開けると


運良く剛典と目が合ったので



両手を振りかざして呼び寄せる。





熱性痙攣.........



頭をフル稼働させて


学んだ知識から、なんとか対処法を絞り出した。




駆けつけてくれた剛典は


さすが救急に配属されてるだけあって


すぐに状況を理解して、手を差し伸べてくれた。




剛典「痙攣？.......俺が時間測るから、観察お願いします」



そうして言われた通りに


痙攣の様子を観察していく。



健二郎「チアノーゼ出とる。もうすぐ治まるかな」



剛典「うん、もう治まりそうだね。痙攣起きてすぐに呼んでくれた？」



腕時計で時間を気にしながら


そう答えた剛典は極めて冷静だった。




健二郎「いや、寝とったから正直正確な時間分からへんわ....」



剛典「そっか、でも健兄が居てくれてよかった。ありがとう」

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