Doctors-3JSB-GENE

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涼太side






病院で宣言した通りAにお粥を作ってあげた。



実は手書きのレシピをある人から入手したんだけどね。




Aは半分も食べれなかったけど


美味しいって笑顔見れたし、良かった。




涼太「はい、お薬飲むよ〜こらこら逃げないの」


「いやっ！苦いの〜ｹﾞﾎｺﾞﾎｯ」


涼太「そんなに大きな声出したらしんどいよ」




首をフルフルと振って拒むAの顔色は


朝に比べると随分良くなっている。



でも薬を飲むっていう条件のもと


家に帰って来たんだから.....



涼太「ほらあーんって口開けて。ごっくんするんだよ」



俺もベッドに上がってAをもたれ掛けさせ


テオドールシロップを口のあたりにトントンと押し付け



躊躇いを見せた口に流し込んだ。



「んん....不味かったぁー」


涼太「よしよしえらかったね〜もう少し寝てるといいよ」



くるりと体の向きを変えて


胸の辺り顔を埋めているAの髪を


指の間にサラサラと通す。




早く良くなるといいね




眠ってしまったAの肩を


優しく、リズムよく叩いた。

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