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Aside
健二郎「ほら深呼吸して。スーハーって繰り返してて」
遠慮なくパジャマを捲り上げられ
聴診器を持った健二郎君の手が
右へ左へと胸の上を行き交う。
「ケホケホケホッ....んんっケホケホッ」
健二郎「これだけ咳出てたら喘息が怖いな。亜嵐出勤する前にAと一緒に剛典の所に行ってくれへん?今日は午後まで誰も家におらんはずやから」
「やだぁお家いる!!病院行かない!」
健二郎「お家に居てもA1人やで。剛典のところ一緒に行こ、な。剛典には家を出る時にでも連絡しとくわ」
大きな手が頭をひと撫でして
健二郎「じゃあ亜嵐よろしく。Aまた後でね!」
出勤時間が迫っていたのか
「ん....ってらっしゃい」
健二郎君は慌てて家を出て行った。
どれくらい時間が過ぎただろう
目の前にはスーツに着替えた亜嵐君が立っている。
亜嵐「Aバタバタしてごめんね。そろそろ剛兄の所に行こうか」
気を遣って 病院 と言うワードを出さない亜嵐君は
ベッドから起き上がるときも、階段を下りるときでも
着こんだ上着で
もこもこになった私を
ずっと支えてくれるそんな優しいお兄ちゃんで
思わず笑みがこぼれた。
冷えると大変だからって手渡されたブランケットに
顔を突っ込んで亜嵐君の匂いをスーッと吸い込む。
包まれてるみたいで
温かくて、安心する。
目を瞑ると更に落ち着いて
身体も心もぬくぬくと温もりながら車に揺られた。
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みやあ(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます^^ (2018年12月30日 20時) (レス) id: ebdab1c73a (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - GENE大好きで涼太くんとあらんくんとれおくんよりのオールです最高です (2018年12月30日 18時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 三代目臣君と岩ちゃんと今市君寄りのオールです最高です (2018年12月30日 18時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
みやあ(プロフ) - うぐいすさん» コメントありがとうございます。楽しみにしてて下さい! (2018年8月26日 21時) (レス) id: c04daf7d73 (このIDを非表示/違反報告)
うぐいす - 楽しく読ませていただきました!新しいお話も楽しみにしています! (2018年8月25日 20時) (レス) id: 57f1620501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みやあ | 作成日時:2018年8月10日 21時