Doctors-3JSB-GENE

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直人side







亜嵐「んー....ｸﾞｽｯｯ」



麻酔が終わってピンと張っていた緊張感が落ち着いたのか


一気に泣きだしそうになる亜嵐。



直人「泣かない泣かない。亜嵐は強いな〜」



って、強引だけど



何とか涙は止められた....かな？





直人「偉かったな。剛典なんて診察室に入るのが嫌で何度脱走したことか」



剛典「それは嘘だ！......え...そんなに？」



直人「うん。手が掛かるな〜って言うイメージが強いもん」



剛典「あ〜、迷惑かけてたのは小さいながらにも理解してた....はず」(笑)



亜嵐「剛兄も歯医者さん嫌いなの？」



剛典「うん(笑)好きだって言う人、あんまり居ないし」



直人「開き直ってる！」(笑)




剛典と昔話で盛り上がって



「そんなことがあったんだ」と


亜嵐もニコニコ笑って聞いている。




ん？仕事？....ちゃんとしてます。



麻酔が効くのを待ってたから。




そろそろかな...？そんな目線を剛典に送ると


うん、と頷いて




剛典「ん〜もう良いかな。直兄お願い」



剛典その一言で顎まで下げていたマスクを再び付け



タオルで覆い隠していた器具をユニットに準備した。

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