Doctors-3JSB-GENE

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涼太side







涼太「もうご飯食べないならベッドに寝転んで」


亜嵐「診なくていい.....」




亜嵐君は「ずっと避けてたのに...」って拗ねちゃって


ハンバーグは食べてくれたものの



その他には手を付けず


手を払って俺を追いやろうとする。




涼太「だーめ、診るだけだから。ずっと痛いの我慢してたんでしょ」




抵抗する亜嵐君の手を


優しく握って片手でまとめて



少し強引に口を開けさせた。




亜嵐「あっ.......ん!」




隠し持っていたスプーンをミラー代わりにして


痛みを訴えた部分を探った。



涼太「もう少しだけ大きく開けられる？あーんって」



専門外で詳しくは分からなかったけど


虫歯であろう歯にスプーンを少し当ててみると



「....痛いっ」と顔を歪めていた。



亜嵐「涼太のばか。ブラック王子....ｯ」




一応王子扱いはしてくれるのね？(笑)



涼太「ごめんごめん。早いこと治した方が良いからね、明日病院行こう」



亜嵐「...........」




今の聞こえたよね？




亜嵐君の歯医者嫌いは十分に理解してるけど



こればかりは仕方がない。




せっかく明日の退院が決まったのにね。

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