_ ページ31
ジャリｯ
俺たちが歩くと
砂利の音がする。
あの後みんなは
真剣な眼差しに変わって
俺に着いてきた。
俺がみんなに着いてきてもらったのは
姉貴、父さん、母さん
おばさん、おじさんの骨がある
お墓。
住「お待ちしておりました。こちらです」
住職さんにお墓のある場所まで案内してもらいながら
みんなに話す。
「俺、今まで会いに来たこと無かったんだよね。」
姉貴に一緒に行こうって言われても
小さい頃からずっと
俺はここにきちゃいけないものだと思ってた。
ずっと姉貴と約束してからも
来ることを避けてた。
「だから、墓のある場所まで知らない」
俺がボソボソと
話してる間に着いたお墓。
八葉 って書いてあって
そこに姉貴たちがいることを示していた。
「すみません、ありがとうございます」
住「いえいえ。ごゆっくり」
俺たちに頭を下げて
戻っていった住職さん。
みんなで その後ろ姿に
頭を下げて
見送った。
しばらくして俺が
お墓の前で しゃがみこむ。
マネージャーに渡された花を
袋から出して 墓の前に置く。
「…お母さん、お父さん、姉貴。おばさん、おじさん。何年も、待たせてごめんね。やっと、来たよ。」
俺は、お墓の中にいる
お母さんたちに ゆっくりと
話し始めた。
「父さん、母さん、それに妹の遥永。みんな、良い人だよ」
俺が父さんたちを紹介するように
話すと
父さんたちは頭を下げた。
村田「今頃になってしまいました。今まで、Aを、、ありがとうございました、」
父さんの少し弱った声。
父さんなの？って会いに行ったあの時以来に
聞くそんな声。
父さんと母さんが
声を出さないように泣き始める。
「それとね、」
「この人たちは…」
そう話しながら俺は
照にいたちの方を見る。
「俺の世界で一番 大切にしたい人達。」
全員『！！』
この人たちと会わなければ
俺は今、この景色を見ることが出来なかった。
姉貴との ここに絶対に来るっていう
約束を 中に入りに来る、という形で
果たすところだった。
「岩本照くん、照にいって呼んでる。この人は俺がﾀﾋのうとしてるところを助けてくれた。見た目とは裏腹に すごい甘党で可愛いものが好き。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 756人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
RIN29111397(プロフ) - リクエストがあります！ NEWSの男主を書いてください！あなたの作品で NEWSファンを笑顔にしたいんです (2020年6月17日 17時) (
レス) id: 07a6ed2f8b (このIDを非表示/違反報告)
RIN29111397(プロフ) - NEWSバージョン書いてください (2020年6月2日 22時) (レス) id: 07a6ed2f8b (このIDを非表示/違反報告)
恋物語 - 完結おめでとうございます。やっぱりスノーマンは団結力が強くすごいグループですよね。おれもスノーマンさんみたいにすごいグループとしてデビューできるよう頑張ってくんで応援よろしくお願いします (2020年5月29日 15時) (レス) id: c89030d88c (このIDを非表示/違反報告)
みんてぃあ - 新作が読めません(＞人＜;)どうしたらいいですか？？？ (2020年5月28日 21時) (レス) id: 0a01f962e9 (このIDを非表示/違反報告)
おしお - 碧さん» ありがとうございます！よろしくお願いします！ (2020年5月24日 21時) (レス) id: 9ab6e33145 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：碧 | 作成日時：2020年5月20日 11時
