あの頃の記憶《Ren.N》

タ ページ16

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担当がぐうじ先生になってから、









私はヒーローが出てこなくなった。









夢の中でヒーローが出てこないって思うと寂しくなってきた。









神宮寺『おはよう。Aちゃん。』



『あっ...おはようございます...。』



神宮寺『今から検査するよ！』



『いきます...。』



神宮寺『ううん。俺がここに全て持ってくるから。』



『えっ？』



神宮寺『だって、永瀬先生が頼んでたからね。』



『...。』



神宮寺『それに、Aちゃんだんだん良くなってきてるし、ここでできる検査だから。』



『...。』









私はやっぱりぐうじ先生ではなく、









永瀬先生がいい...。









でも今更いえない。









神宮寺『はい。今日も大丈夫。』



『ありがとうございます。』



神宮寺『Aちゃん。』



『はい。』



神宮寺『俺、最後までAちゃんの検査やるから。だから、悩みも受け付けるから。』



『わかりました...。』



神宮寺『よし！』









ぐうじ先生から頭ポンポン...。









そんなの嬉しくないよ...。









ぐうじ先生は病室を出て、









『あっ！紫耀くん！』




紫耀『うわっ！きちゃった！』




『ここに座っていいよ！』




紫耀『うん！』

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