歌声27 ページ30
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Noside
「ねえゴードン、怒ってる?相談もしないで、勝手にライヴ始めちゃって」
ウタはそう悪びれずに問いかけながら、ゆっくりとゴードンのほうへ歩み寄った。
「······ただのライヴじゃないんだろ?」
「気付いてたんだ。なら、応援してくれるよね?」
「私は、私は··········」
ゴードンは冷や汗をかき、声を詰まらせた。
その様子を見てウタは言う。
「そうやって逃げるんだ、気楽でいいよね。」
「私は、お前にこんなことをしてほしくない!!でも、今のお前がこの状況を楽しんでいることも知っている!
なあウタ、もっと良い方法があるんじゃないか?ルフィ君に相談して···」
ゴードンがそう言っている最中に五線譜が飛んできた。ゴードンは突然のことに動けず、あっけなく拘束されてしまう。
ゴードンは口を大きく開いて言った。
「世界政府や海軍が黙っていないぞ!!!」
「大丈夫だよ、これがあるから。」
ウタはボロボロの紙を取り出した。その紙には、音符と骸骨の絵が書いてある。楽譜のようだった。
「···!まさか······トットムジカ····」
「私、知ってたんだ。お城の地下に隠してあることをね。何で捨てなかったの?ゴードン。もしかしたらあなたにも、新時代を作り上げたい気持ちがあったの?」
ウタは口の端を上げ、楽譜を小さくしてヘッドフォンの中に入れた。
「ウタッ!!それは使ってはいけないッ!!!そしてそれを使ってあの子を巻き込む気だな!!?
________あの子だけは巻き込まないでくれ!!心優しいあの子だけは!!!!」
ウタはゴードンの言葉を無視して協会の扉を開けた。そして、一瞬立ち止まる。それは、ゴードンの言葉に反応をしているように見えた。
ゴードンの思いも虚しく、協会の扉が閉められた。
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よっしー(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます😭今のところ、他のキャラがいいとの意見がないので、ローさん落ちの予定です😊更新不定期ですが、辛抱強く待ってくれると嬉しいです!!🙇♀ありがとうございます!!😆 (2023年3月16日 18時) (レス) id: 7220e5d2f1 (このIDを非表示/違反報告)
よっしー(プロフ) - クロノトさん» 分かります!😌そこにみんな惚れてるんですよね…多分☺️ (2023年3月16日 17時) (レス) id: 7220e5d2f1 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説はトラファルガーローオチですか?できればトラファルガーローオチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援してます。 (2023年3月15日 21時) (レス) @page47 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
クロノト(プロフ) - ウタ本当に曇らせ出来た理由が自己中心的だからなんだよなぁ… (2023年3月15日 17時) (レス) @page45 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
よっしー(プロフ) - クロノトさん» コメントありがとうございます😭コビーいいですよね……ローですね!了解です!!☺️ (2023年3月5日 9時) (レス) id: 7220e5d2f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よっしー | 作成日時:2023年1月27日 18時