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your side
HR中、ずっと人8の視線が気になって、なかなか先生の話が入ってこなかった。
「じゃ、各自男女混合で5人くらいの班を作っておくように。」
ガラッ
そういって先生は出ていった。その瞬間、みんなが大騒ぎ!
「班、一緒なろーっ!」
「男女誰にするー?」
…やばい、全く聞いてなかった。
「Aー一緒になろー」
ちょうどやってきた人4に、私の疑問を聞いた。
「ね、何の班?」
「はぁ!?」
う、怖い…
「聞いてなかったの!?」
だって、人8の視線が痛かったんだもん‥‥
「7月にある林間学校だよ?班の活動も多いから、この班結構重要。」
あ、そうだったんだ。
そのとき、
「‥‥人3、一緒になろーぜ。」
柊君から人4へお誘いがっ!
「え、あ、」
人4が顔を赤くしている。可愛いなぁ、おい。
「A、いい?」
「もちろん!」
断る理由も特にないので、即、OKした。すると、柊君が後ろを向いて手招きした。
「人2ー人6ー、いいって。」
‥‥人2と一緒っ!?き、緊張…
人2と人6がゆっくりと近づいてきた。
「A、よろしく。」
人6に言われた。
「あ、うん。こちらこそ…」
人2は少しだるそうにしている。…私と一緒、嫌かな。
人2、からかわれるの、好きじゃないよね。
「それじゃ、班決まったら俺に教えてー」
柊君がリーダーシップを発揮し、人4もそのサポートをする。
‥‥息ピッタリ。
「‥‥」
人2は何も言ってくれない。
その場に居づらくなって、人8と人10の元に避難した。
…林間学校、ちょっと憂鬱かも。
その時だった。
「A、」
人2に呼び止められる。
あまりに突然で、だけど嬉しくて、思わずにやけそうになる頬を必死におさえて
「何?」
と冷静に言った。
「…よろしくな。」
私はついにこらえきれなくなって、思いっきり人2に笑いかけた。
「こちらこそ!」
人2は少しだけ顔を赤くし、そして微笑んでくれた。
クラスメイトside
「何あの2人!」
「美男美女でお似合いすぎるんですけど!」
「うわ、リア充…」
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白豹 - 面白いです!笑続きが気になります!更新待ってます! (2019年6月18日 21時) (レス) id: ff9c95b7e7 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - 受験お疲れさまでした〜!キャンプ編のつづき、とても楽しみにしてます!!頑張ってください! (2019年3月19日 22時) (レス) id: ce8d2a8d7d (このIDを非表示/違反報告)
輝花☆(プロフ) - おもしろすぎ!楽しみに待ってます! (2019年2月23日 17時) (レス) id: 31fa4da9ec (このIDを非表示/違反報告)
彩華 - がんばって下さいね!楽しみにしてます! (2019年1月26日 8時) (レス) id: 71dccdefe8 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 彩華さん» よかったです!!今ちょっと作者の都合上更新停止なのですが、春になったら更新できると思います! (2019年1月19日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミナ x他2人 | 作成日時:2018年3月5日 20時