ホームシェアなんて聞いてないっ！２【名前変換オリジナル】

８３. ページ34

人２side



「…A。」

「んー？何ー？」

…さっきから、他の男の目が腹たつ。

まぁ、Aの人気は、学校でも思い知らされてたから、覚悟はしてたつもりなんだが…

「なあ、あの子可愛くね！？」

「ああ、あのワンピタイプの？…いいな。」

「どうする！？声かけるか？」

と、男3人組が話しているのが聞こえる。

その度に、

ギロッ

と睨んで、

「…彼氏連れだぜ。」

「…まぁ、あんな可愛い子に彼氏いないはずないもんなー」

と、退散させているんだから。

「わ、冷た！」

…無自覚ではしゃいでいるこいつに、俺の苦労を知らせてあげたい。

「ねえ人２ー、さっきから何してんのー？泳ごーよー」

「…お前についてくる悪い虫を追っ払うのに忙しいんだよ。」

「虫！？え、やめてよ。」

本気で虫がついていると思って、辺りを見渡す。

…ほんと、俺の彼女は無自覚だ。

「じゃあ、勝負しよ！」

「…は？」

何言い出したんだ？いきなり。

「私と、勝負しようよ。…あの壁に先に着いた方が勝ちね。勝った方がいうこと聞くって事で。」

…泳ぎでってことか？

「…何かハンデつけるか？」

流石にハンデなしで勝つのはカッコ悪い。

すると、Aはムッとして、

「そんなの、ハンデなしでいきますー。なめられちゃ困る。」

と、頑なに譲らない。

…ちょっと手ぇ抜くか。

………そう思った俺が馬鹿だった。







.








「はぁ、何お前、なんでそんなに速いわけ？」

なんと、俺がAに負けてしまったのだ。

…カッコ悪。

「だから舐められちゃ困るって言ったじゃん。」

速すぎだろ…

「私、スイミングスクールに通ってた時があったんだ。」

…それにしても速すぎねーか？

…ちょっと手抜こうと思ったあの時の俺を殴ってやりたい。

彼女に負けるとか、かっこ悪すぎだろ………

「まじか…」

「じゃ、お願いはねぇ…」

何が来るんだ…？

「…帰りにハー◯ンダッツ奢って！」

…え、

「それだけ？」

「うん。私、人２が嫌だと思うことはしないよ。人２が傷つくのは私も嫌だもん。」

…………ホントにこいつには敵わないな。









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皆さま、お久しぶりです！

この作品、ホント低浮上で、すみません(＞人＜;)

さて、リクエスト第1弾、

遊園地デート
＆
海・プールデート

をまとめて書きました！

この夏休み中に、リクエスト消化を頑張っていきたいと思います！

…期待はせずにのんびり暇つぶし程度に見ていただけたらと思います。

８４.いつものメンバーでキャンプ→←お知らせ　8月13日(月)更新

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