ホームシェアなんて聞いてないっ！２【名前変換オリジナル】

７１． ページ21

ｙｏｕｒ ｓｉｄｅ

「ありがとうございましたーっ！」

充実した部活の時間も終わり、人２との下校タイムがやってくる。楽しみだなぁ！

人２を校門の前で待つ。



しばらくして、人２が走ってきた。

「ゴメン、待った？」

「ううん、大丈夫。部活お疲れ様。」

何気ない会話をしながらの家への帰り道。私はこの時間が一番好き。

「そういえば、波羅に何かされなかった？」

今日の日直の話になった。

「うん、私波羅君苦手だから、敬語で話してるんだけど、タメで話してって言われて拒否した。」

「ｗｗ、それは良かった。」

人２のおかげだよ。…あ、あと

「本川さんも助けてくれたんだっけ。」

「ああ、隣のクラスの乗り込んで来た奴か。…そういえば、波羅のことを翔琉って呼んでたよな。」

…言われてみれば。

「知り合いだったのかな？」

「…そうっぽかったよな。」





そんなこんなで家に到着。

「ただいま。」

「‥‥ただいま。」

すると、お母さんと美紀さんがニヤニヤしながら言った。

「あらあら、仲良しねぇ。」

「人２もやるわねぇ、こんなに可愛い子を。」

私は冷やかされて真っ赤。でも、人２は気にしない。

「…」

無言でお母さんたちの横を通り過ぎて、自分の部屋に行った。

「Aちゃん、本当に人２でいいの？」

美紀さんの言葉に私は頷く。

「私が好きなのは人２だけですから。」

「「キャー！」」

少し赤くなりながらも力強く言えた…と思う。

「いいわねぇ、青春。」

「私も戻りたいわー」

‥‥あれは私が病院から退院したころ、

７２．→←７０．

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す