ー輝いていてー【名前変換オリジナル】

１０． ページ10

「だから、ホントに無理だって！私が合コンなんて、できるわけないでしょ！？」





『大丈夫だってー、みんないい人たちだと思うよ？あ、荒垣君はダメだけどー』







家に帰ってからも藍佳に訴えたけど、全く相手にされず‥‥






『大丈夫だって、あのメンバーで遊ぶだけだと思えば！』






いやいや、あんなにキラキラした人たちの中に私がいたら絶対に浮くよ！





だって、私は勉強しか取り柄のない面白くない奴だもん。






『あ、そうだ、小麦カフェって、パスタが美味しいんだって！』





と電話の向こうから明るい声が聞こえた。‥‥本当に反省しないんだから。





「‥‥行きたくｎ『じゃあまた明日、学校でねー ブツッ』‥‥」





勢い良く通話が終了したスマホの画面を見た。





「行きたくない！」




スマホに向かって怒鳴ると、ベッドに寝転がった。





‥‥あーあ、せっかく芹澤さんへの恋心を自覚しても、私がこんなんじゃ相手にされない。





芹澤さんの周りには綺麗な人がたくさんいるんだろうなぁ‥‥





「はぁ‥‥」




自分への劣等感と土曜の憂鬱で、私の気分はだだ下がりだった。






「あ、服どうしよ。‥‥‥」





‥‥ギリギリまで考えないようにしよう。









次の日、いつものように家を出た。






最近は補習がないから楽だなぁ‥‥






「Aせんぱーい！」





大きな声で呼ぶ愛音ちゃんは変わらず可愛らしい。





愛音ちゃんもキラキラしてるんだよな‥‥






‥‥あ、







「愛音ちゃん、今度友達と遊びに行くんだけど、何を着ていけばいいと思う？」






「いきなりですねｗそうですねぇ‥‥‥あ、最近暑くなってきましたし、涼しげな色のトップスとパンツとかを合わせればいいと思いますよ。髪は編み込みとかでアレンジして！」





なるほど‥‥






「ありがとう。参考にさせてもらうね。」





「いえいえ、お役に立ててよかったです！」





愛音ちゃんに手を振って教室に向かった。





‥‥‥あとは土曜日をやり切るのみ！

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