ー輝いていてー【名前変換オリジナル】

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「ただいまー」



「おじゃまします……」





再び芹澤家の玄関をくぐれば、美味しそうな匂いが鼻をくすぐった。





「おかえりなさーい！A先輩！！とお兄ちゃん」

「俺の扱いよ笑」



「おじゃまします…」




「A先輩！私の部屋で女子トークしましょ！！」





慌ただしく私の手首を掴む愛音ちゃん。






「あ、芹澤さん、車ありがとうございました、失礼します」

「あ、いえいえ、」






早口で芹澤さんにいい、愛音ちゃんについていく。






「…フフ、」






芹澤さんが微笑んでいたのには気づかなかった。







・






「え、じゃあA先輩って一人っ子なんですか？意外、」

「そうかな？」

「なんかA先輩ってお姉ちゃんって感じですもん。」

「そんなことないと思うけどなぁ」




愛音ちゃんと話していると、いつのまにかご飯ができていて。





「いただきます」





とっても美味しかった。






「Aさん、でしたっけ、特進科なんてすごいわねぇ」



「いえいえ、そんな……」



「凌駕が高2の時なんて遊んでばっかだったのに…」





凌駕……






、芹澤さん、凌駕って名前だったんだ。





………何気に初耳なんだよなぁ。





「うるせえな笑


しょうがないじゃん、Aさんと俺は違うから。





Aさんみたいないい子なかなかいないって。」






いい子……






「…ありがとうございます、」






嬉しいなぁ。






「それにしても、なんで特進科の方と愛音が知り合いなの？

部活に入ってらっしゃるのかしら。


というかなんで凌駕はAさんのこと知ってるの？」




「いえ、」





「A先輩が傘に入れてくれたの！


で、駅までお兄ちゃんが迎えにきた時に、」





「駅で会って、それが初だっけ。



で、何回かバイト先の本屋で会ったりしてるんだよな。」




「は、はい…」






さすが家族、息ぴったり。






「あ、そうだ。明日俺バイトなんだけど、愛音手伝ってくれない？」




「はい？私部活だけど。」





「え、まじで！？この前ないって言ってたじゃん」




「顧問の先生が急に入れたの。コンクール前だからって。」





「ええ…」






部活大変だなぁ。






「なんで？」






「明日俺ともう一人のバイトが来れなくて、でも二人じゃ無理が………」





「あ、あの、」





私は思い切って声をかけた。






「私でよければ、手伝います、」

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