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3. ページ3

「あの、名前聞いてもいい?」




私は女の子に尋ねた。すると女の子はハッとして、





「は、すみません!名前も名乗らず‥‥」





その様子があまりにも面白くて、ついクスッと笑ってしまった。





「‥‥」





「あ、ゴメンね、」





「笑った方がいいですよ。」





女の子は唐突に言った。





「え?」





「その方が可愛いです!」





可愛い女の子に可愛いと言われるのは慣れてない。




「あ、ありがとう?」




すると、女の子もクスッと笑って言った。




「原田学園高等部1年の、芹澤愛音です!」




あ、この子も原田学園だったんだ‥‥




自己紹介をしてもらったので私も話した。





「原田学園高等部特進科2年のAAです。よろしくね。」





「え!特進科ですか!?凄い!」





芹澤さんに大げさに褒められて、少し照れてしまった。




「芹澤さんも原田学園だったんだね。」




すると、芹澤さんはぷくっと顔を膨らませた。




「愛音でいいですよ、何かその方が親しみやすいです!」




(可愛いなぁ)




「じゃあ私も名前で呼んでもらっていいよ。愛音ちゃん。」




すると、愛音ちゃんはニコッと笑った。




「わかりました!A先輩!」




その後、他愛のない会話をしていたら駅に着いた。





「本当にありがとうございました!」




「いえいえ、」




愛音ちゃん、凄くいい子で可愛い。




「愛音、」




そのとき、後ろから低い声が聞こえた。




「あ、お兄ちゃん!」




振り向くと、とても背が高くて顔立ちの整った男の人がいた。





「急に迎えに来てとか、お前いくつだよ。」




「しょうがないじゃん。雨なんだから。」




しばらく何か話していたけど、全く頭に入ってこなかった。




かっこいい‥‥




お兄さんに見とれていたんだ。




すると、お兄さんがふとこっちを向いた。





「この人は?」




思わず目を逸らしてしまった。すると、愛音ちゃんが言った。




「特進科のAA先輩だよ!ここまで送ってくれたの!」




「マジか‥‥ゴメンな、妹がご迷惑をおかけしました。」




と頭を下げてくれた。





「いえいえ、愛音ちゃんとお話しできてとても楽しかったですから。」




「A先輩優しい〜!」




すると、お兄さんが愛音頭を小突いた。




「お前、もうちょっとしっかりしろよ。今日降水確率80%だっただろ?」





‥‥お母さん、何が大丈夫だったんだろう。

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作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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那星月佳(プロフ) - みなさん» はい、必ず見ますね!楽しみです! (2019年3月18日 21時) (レス) id: 25acefb684 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 那星月佳さん» ありがとうございます!続編も見て頂けると嬉しいです! (2019年3月18日 20時) (レス) id: 160134a9e7 (このIDを非表示/違反報告)
那星月佳(プロフ) - 受験お疲れ様でした。続編へも続くのはとても嬉しいです。今後も応援してます。 (2019年3月18日 19時) (レス) id: 25acefb684 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - まぃりぃさん» そうなんですか!お互い頑張りましょうね! (2018年8月24日 12時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
まぃりぃ - お知らせ見ました!実は私もなんです…。頑張ってください!!応援してます♪ (2018年8月23日 23時) (レス) id: 6b8bf83b3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミナ x他1人 | 作成日時:2018年4月5日 15時

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