35. 志を持った ページ47
中々の数で息切れが激しい…。
私達も色々歳を取ったみたいね。
まだ20代後半なんですけど…。
「銀時! A…!」
「あぁ"!?」
『…っ、何…?!』
すると何とも小太郎らしい発言を耳にする。
「……お前らは変わってくれるなよ。銀時を倒すには骨があっても足りんが、Aは斬るにも斬られまい。」
「ヅラァ、お前が変わった時は俺が真っ先に斬ってやらァ。Aは少しぐれぇは手加減してやる。」
『じゃあ、私は二人が変わったら後悔するまで痛めつけてから斬りましょうかね。』
「「怖っ…!!手加減無しかよっ!!」」
誰が変わろうと、私達はきっとどこまでも追いかけて連れ戻すのだろうね。
『………そういうわけだから、晋助。』
ヒョイ…!!
私は晋助に目掛けて何かを投げつけた。
彼は戸惑いも無く、それを受け止める。
「俺達、次会った時は、」
「仲間もクソも関係ねェ…!!」
『「「貴様/貴方/てめぇをぶった斬る…!!」」』
「精々、街でばったり会わぬ様、気をつけるこった。」
「……さらば…!!」
『私達の宣戦布告だから。その時は容赦せぇへん。
あと、刀の手入れありがとう……。』
と船から飛び降りて、小太郎から貰ったパラシュートを広げる。
彼は刀を取り上げた時、わざわざ手入れまでしてあったのだ…。何故彼だと分かるのか…。
(……前、しつこく言われてたからね…。ちゃんと手入れをしておけって…。)
この刀は戦に入る前に三人が私に選んでくれたものだ。これだけはずっと…
私の心の剣…いや魂の剣として持っていた。
「いつから違えたんだ俺達の道は…、
こんなに遠く離れてしまって…。
しかし、まだあいつもコレを持っていたとはな。銀時、A、覚えているか?」
小太郎にしがみつく銀時はただ遠くを見て、
「ラーメンで零して、捨てた。」
『……私は、誰かにあげてしまったみたい。』
誰かにあげたのかは忘れたけど、
こんな形でも、先生の教えが伝わっていたらと思ってる。
「そうか、俺達は本よりも大切なものを松陽先生に貰ったのだからな。」
そんな事思いながら紅桜の件は終わったのだが。
……
「山崎、楠本とあの天パを探れ。」
「いきなりどうしたんですか?副長。楠本先生まで…。」
「あいつらは桂と関係してるに違いねぇ…。」
と彼らに早くも過去を話す事になるとは……。
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目覚まし時計の針 - 関西弁の赤髪キャラ…あれ…なんか天国が見えr((( (2022年9月10日 18時) (レス) @page38 id: 0727e3cb02 (このIDを非表示/違反報告)
綾葉メグ(プロフ) - イチゴミルクさん» はじめまして!読んでくれてありがとうございます!長い間ずっと更新していなかったので、待たせてしまった事の申し訳無さと、それでも読んでくれて、応援のメッセージをくれる方が居てくれた嬉しさでいっぱいです。残りの物語を更新出来るよう頑張ります! (2022年7月5日 7時) (レス) id: f190ad2f2f (このIDを非表示/違反報告)
イチゴミルク(プロフ) - 初コメ失礼ッ!最近見始めたばかりなのですが京都弁夢主ちゃん可愛いしかっこいい…!あと,設定見た瞬間に,楠本…あ,私の苗字…え,運命?((()夢主ちゃんお嫁にもろてm((()更新頑張って下さい!応援してますッ (2022年7月3日 21時) (レス) @page3 id: 4b77fe0276 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月 - いえいえ!いつも楽しく読ませていただいてます!これからも頑張ってください!! (2019年11月3日 18時) (レス) id: 7a59223088 (このIDを非表示/違反報告)
綾葉メグ(プロフ) - 蒼月さん» コメントありがとうございます!!毎回読んで頂き、こちらとして励みなります! (2019年10月28日 17時) (レス) id: fe3feae032 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綾葉メグ | 作成日時:2019年10月21日 6時