【歌/い/手】最下位の私はお気に入りになった（らしい）【実/況/者】

悪夢再来 ページ22

Aside


キ「あ！またいるじゃん」


その声が耳に届いた途端、嫌な思い出が蘇る。

私は振り返らず声の主に渋々返事をする。


「またなんかしに来たんですか……？キヨさん」

キ「お、名前知ってたんだ。」


そういうと馴れ馴れしく私の隣に腰をおろした。

昨日みたいなことがあったらやだなーと思い少し離れようとしたが、今日はそんな感じが全然しなかったのでやめた。


「……知ってた訳じゃないですよ。まふに聞いたんです。昨日のこと、注意されなかったんですか？」


まふは会長というだけあって、仕事が早そうなイメージが私の中でついている。

まだ注意してないなんて、何かあったのだろうか。それとも仕事？


キ「うわ、まふって呼び捨てなんだ。先越されたなぁ」


先越された、とはどういう意味だろう。
と考えていると、察したのかキヨさんは


キ「いや、仲良くなんのが先越されたなぁって。俺が勝手に勝負してただけだけど。」

と、言った。

「私を勝負に使わないで下さい」


と思ったことをそのまま言うとちょっと位良いじゃん、と口を尖らせてぶーぶーいい始めた。


キ「じゃあ使わないからタメ語で話してよ。俺ら同じ学年らしいし」

「なんでそうなるんですか」


ゲームの邪魔だ。
しっしっ、と猫を追い払うように手を振ったが
「嫌だ」「まふには呼び捨てじゃん」と延々と言われるため、結局私が折れてキヨと呼ぶことになった。


* * *

更新がめっちゃ遅いながら、やっと20話越えてました〜！！(疲)

まだ私の推しである天月さんは出せてないのですが、そろそろ出せるよう頑張りまふまふ←←
(ちなみに作者はキヨ、天月推しです)

ヨーキーが仲間に加わった！！→←ぺぷし

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