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＊ ☆Atsuko Maeda ページ5
渋「ヤスッ！！！！」
たしかに、そこに安田さんはいた…
峯「きゅ、救急車呼びますっ」
村「いや、俺の車出す！」
みなが一斉にパニックになるほど
酷い姿になって…
錦「章ちゃんっ！！章ちゃん！！返事してやっ」
大「まだあいつらこの辺おるんとちゃうん？探してくるわ」
丸「俺も行く！」
錦戸さんがそっとその肩を揺らしても
閉じた瞳を開けない安田さん
それを見かねた大倉さんと丸山さんが
部屋を飛び出していき
彩「うちも行きます」
優「私も行く！なんかあったら連絡して！」
続いてさや姉や優子たちも二人の後を追って出て行った。
篠「〇▲病院、診てくれるらしいです」
村「よっしゃ！ほなヤス連れて行こう」
麻「私も…ついて行かせてください」
麻里ちゃんとまゆゆが必要そうなものを持って
安田さんを背負った村上さんと出て行く
村「すばる、こっち任せたで！」
渋「…おぅ」
渋谷さんは周りが忙しく動き回る中
入り口付近で止まったままでいた…
敦「しぶたにさん…？」
渋「くそっ！！！！！！！」
渋谷さんはぎゅっと握られた拳を壁に思いっきりたたきつけた
ドンッと鈍い音が部屋に響き
殴られた白い壁には赤い血が伝う…
それでも渋谷さんはその拳を壁から離すことをせず
その顔を拳の痛みにゆがませることもなく
ただその大きな丸い瞳に怒りの色をはっきりと浮かべていた
＊ ★Ryuhei Maruyama→←＊ ★Subaru Shibutani
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作者名：よんぱち | 作成日時：2016年11月25日 23時
