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淡が8つ ページ16

雪に躓き転ぶ。身体中雪だらけ、ても霜焼けになっている。それでも構わない、師匠の居場所が知りたい。無事なのかどうか教えて欲しい。

お月様と炎の色で淡く光る後ろ姿。あの姿を僕は、見たことがある。

『シャンクス!!!』
「A!?」

声をかければ、肩が飛ぶほど驚いて勢いよく此方へ振り向くシャンクス。周りの皆もそれによって一斉に僕を見る。
息切れしながらも駆け寄る僕にシャンクスは、口をパクパクさせていた。

『シャンクス?どうしたの?そんな小さな声じゃきこえないよー』

そう言ってもう一度足を踏み出した時に 聞こえた声。
シャンクスの声は大きくなり僕の耳に入ってきた。

「ばかっ!そこから今すぐ離れろ!!!」
『え…?』

その言葉を言ったあとシャンクスは血相を変えてこちらに向かって走り出した。僕の背後を見つめて。
足音が聞こえた、さっき家で聞いたのと同じのが。

「やぁ、おチビちゃん。君だね、あのばぁさんの息子っていうのは。ケッケッ」

名前も顔も知らない人が僕の後ろに立っていた。
僕はこの人の事知らないのに、なんでこの人は僕のこと知ってるの? いくら思考をめぐらせても分からない相手に不信感を抱いていれば、後ろからシャンクスに抱き寄せられる。

「なんのつもりかしらねぇが、コイツは俺たちに託されたんだ。手を出さないで貰えるか」
『シャン…クス…?』

状況ができない僕は、シャンクスの腕の中でギュッと手を握り返して呼びかけることしか出来ない。
どうすればいいのか困っている時に、知らない人は言った。

「あのばぁさんももう時期再起不能になるさ。俺たちを敵に回した罰だ。かわいい息子くんにお別れを言わせるのが筋ってもんじゃ無いのか?ケッケッ」
『師匠が、どこにいるのか、しってるの…?』

シャンクスは、その言葉を聞いてハッとした顔で僕を見る。当然僕は、師匠に会いたいからシャンクスにお願いをし始める。しかし、何故かダメと言われてしまう。

『シャンクス!どうしてだめなの!なんで!?』
「ダメなものはダメだ。」

シャンクスの胸をポカポカと叩き騒ぎ始める僕。
知らない人をそっちのけで、赤髪海賊団のみんながワナワナと僕を囲んで集まり始める。











「あの人に言われたんだ、お前とはもう会えないから………最後に顔を見たらきっとお別れをしたく無くなるから、会いたくないと…」

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設定タグ:ONEPIECE , 赤髪海賊団 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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紫苑(プロフ) - 完結おめでとうございます! (2023年3月5日 14時) (レス) @page46 id: 44ea1afdd3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 完結おめでとうございます🎉話が更新される度ほんとにワクワクしながら読ませてもらっていました!何回も読ませてもらいます!お疲れ様でした! (2022年9月16日 21時) (レス) @page45 id: 17ca666086 (このIDを非表示/違反報告)
はくろー(プロフ) - 完結おめでとうございます!嬉しい気持ちではありますが寂しく思います。お疲れさまでした!! (2022年9月16日 20時) (レス) @page44 id: 284adcf210 (このIDを非表示/違反報告)
ココ丸(プロフ) - とっても素敵な作品です!本当に泣いたり笑ったり楽しませていただきました。だいっすきです!新作等たのしみにしていますね!♪ (2022年9月16日 20時) (レス) id: 17402642c9 (このIDを非表示/違反報告)
はくろー(プロフ) - おもろかったです!更新を楽しみにしてます(*^ ^*)頑張ってください♪ (2022年9月15日 20時) (レス) @page40 id: 284adcf210 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:パチュリー | 作成日時:2022年9月12日 3時

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