第72話 ページ27
貴方side
帰ってきたゾムから受け取った薬を飲んで風呂に入りさっさと布団に入った
目が覚めたのは夜中の2時を過ぎた頃
本館の屋敷から数名の人間の気配がする。使用人は使用人用の寮にいるし本館には基本セバス以外は入れない
今日はセバスがいない。色々とお使いを頼んで置いたからだ。それを知っているのは俺だけのはずだが
タイミングが良すぎる。偶々か？それとも留守を悟られたか。まぁいい
セバスがいなくとも俺だけでことは済む。が、入ってきたということはそれなりの手練れらしいな
さっさと起き上がってきて普段はあまり使わない衣装チェンジの魔法を使って着替えると同時に
部屋の外に出ていたらしいゾムとショッピが部屋に静かに入ってきて俺を見て苦笑した
ゾ:マスター、やっぱ起きてるやんw
ショ:案の定やなw
貴:雑談はいい、侵入者の数はわかるか。
ゾ:四人は確定。
ショ:あと二人か三人はいそうな感じっすね。
貴:よろしい。
狙いはなんだ。何故真っ直ぐ俺の所へ来ない。部屋がわからないはずはない
俺の部屋は俺の魔力が染み付いている。それを感じ取れれば一目瞭然だ
わかっていて避けているのか？だとしたら何をしている？、、、何かを探しているのか？ならば
貴:目的は俺ではなくお前達か。
ゾ:え、俺ら？？
ショ:今日潰してきた組織の残りカス？
貴:いや、、、根っこは奴だろうな。
ゾ:奴って、
ショ:レオン・アラルドっすか。
貴:あぁ、、、推測だが、今後逆らわれると面倒臭そうな奴らの戦力を削ぎたいのだろう。
とは言え抗議しようもない。したらしたで目をつけられる訳だからな。はぁ、、、。
胃痛がすごい。どうやってやり返してやろうかと衝動的に考えてしまうがぐっと堪える
貴:取り敢えず、害虫駆除が先だな。ゾム、ショッピ一度この部屋以外の全てを凍結させる。
オペラを抱いてソファにでも座っていろ。動くなよ、手が滑って殺しかねん。
ゾ:りょ、了解！！！
ショ:流石マスターやることやば過ぎぃw
貴:数秒黙っていろ。
軽く指を鳴らして魔法を発動させる。次の瞬間にはバキンッ！と大きな音を鳴らして屋敷が凍りついた
はぁ、と息を吐き出せば真っ白な吐息が上がった。魔法を使うと己の身体の周りの空気も冷たくなる
身を守るのには良いのだが、周りに人がいると巻き込みかねないのが面倒な所だ
ゾ:まじ一瞬やん、、、。
ショ:やばぁ、、、。
いちいち毎度のこと、うるさい奴らだ
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名無していう名前の名無し - 77話の なんなんだこいつは本当にこいつはジジイか で少し笑ってしまいました（笑）てか、しれっと『セバスがおかしいのは前から』ってdisられてるｯｩ⁉︎← （嫌なコメントであれば消してください。） (8月15日 11時) (
レス) @page32 id: cfc3f2d0fe (このIDを非表示/違反報告)
トコハ(プロフ) - えーっと81話の「範囲が広く強力だ」が「協力」になってます^_^;それと完結おめでとうございます！！面白かったです (2021年9月16日 0時) (レス) id: d000e7e9d5 (このIDを非表示/違反報告)
しの - あら…体調大丈夫ですか、？お体に気をつけて… (2021年8月1日 19時) (レス) id: d2dd850425 (このIDを非表示/違反報告)
トコハ(プロフ) - 主人公、案外…愉快犯だなwww (2021年7月25日 22時) (レス) id: d000e7e9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かに(プロフ) - とにかく最高です！この主人公とみんなの距離感がとても好きです！応援してます！！ (2021年7月25日 20時) (レス) id: f85de546f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年7月18日 14時
