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〜41〜 ページ43

貴方side

そうです


彼女は風にかき消されそうなほどか細い声で、決してこちらをみる事はせず言った


貴:どの国の人?我々国じゃないんだよね?


これは気配みたいなのでわかった。街の人と全く違う気配だから


栞:西の隣国です。

貴:、、、どうして我々国にいたのか聞いてもいい?

栞:殴られて逃げ出した時に、、親切な人が馬車に乗せてくれて、、ついたのが我々国でした。

貴:そっか。


ストン、と栞さんの隣に腰を落として、おりを返す。そんでもって栞さんの頭を撫でた


貴:頑張ったね。


そう言ったら栞さんは初めてあった時みたいに静かに泣いた。泣いてもいいよ


僕らが守るからね


この後のお喋りで栞さんは西の隣国の王族のお嫁さんだったことがわかった


まさかの王族でびっくりしちゃった


そういえば着てた服とか宝石類いっぱいついてたな、って思って納得したけど


つまりおりは隣国の未来の国王、、、今王様やってるのがおりのおじいちゃんに当たる人で


おりのお父さんにあたるクソ野郎は一人っ子なんだけど、お酒癖と女癖が悪い、と


うーん、お終い


現国王はそんな一人息子をどういうわけか寵愛してるらしいので蛙の子は蛙なのだ


栞:このままずっと私が帰らなかったら、大きな騒動になるとは思います。

父は有力な貴族なので、、、本当は父の元まで逃げようと思ってたんですけど、頭が回らなくて、、、。

でも今はおりのためにも森は出たくないと思ってます。ここが好きなのも、ありますけど、、、。

貴:そっか。栞さん、大変だったんだね、、、未来の王様の名前つけちゃったけど大丈夫だったの???

栞:大丈夫ですよ。出生届を出してないのは、、、何かあったら捨てる気だったんでしょうね。

貴:うーん、クズだね!


そんなどうしようもない人間の話初めて聞いたよ僕!まぁ僕が世間知らずなだけかも知れないけどさ


隣国が国境を侵して来たのは栞さんを探してのことなのかな、、それともまた別?


気になるなー、、、それとなく調べておいた方が後々いいかも知れない


貴:栞さん、僕ちょっと行ってくる。絶対に屋敷から出ないでね。

栞:はい。気をつけてくださいね?

貴:うん。任せて。


屋敷を魔法で見えないようにしてから僕は一直線に軍に向かっていった


オスマンの部屋の窓を叩いたら夜にやってきた僕に驚きながらも窓を開けてくれるオスマン


オ:どうしたん?


そう問いかけてきてくれたオスマンを片目に僕は地図を引き摺り出して来た

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優雅矢雫(プロフ) - 可愛すぎちょー好き! (2020年12月27日 0時) (レス) id: 6140c46fdc (このIDを非表示/違反報告)
腐女子だよ、偏見の目で見るんじゃねぇ - 更新お疲れさまです、ありがとうございます (2020年8月30日 23時) (レス) id: a8834356f6 (このIDを非表示/違反報告)
ルーナ(プロフ) - 主人公くんいい子…可愛い…はっ!これは…神では…?好きです(唐突な告白) (2020年8月30日 1時) (レス) id: f3c1e985f9 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 連続で申し訳ないです。30のずこここここ…の下り笑いました!シリアスになるのか…と思った矢先の笑いありがとうございます! (2020年8月27日 22時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 思ってたのにな、の終わりでもういい意味での鳥肌ぶわぁってなりました。凄い好きです! (2020年8月26日 3時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:地縛霊 | 作者ホームページ:   
作成日時:2020年8月11日 23時

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