【wrwrd!】我々さんと大鷹さん【男主】

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貴方side

喧嘩し始めた二人を諫めたのはトントンで、トントンは僕を見ると優しく頭を撫でて言った


ト:ほんま、Aは不思議やなぁ。Aの鳴き声聞こえたと思ったらあれやもん。

もしかして普通の鷹やなかったりするんか？、、なんてさすがにないかwww


すまんな。って苦笑しながら僕を撫で撫でするトントンだけど僕の心臓はバクバクです


バレたかと思った、、、！トントンにバレちゃったらきっともう会えないよね


貴:ぴー、ぴー、、

ト:どうした？なんで泣いてるんですかねぇ？？Aー？ほら、大丈夫やから。


トントンの胸に顔を押しつけてすりすりしたら撫でてくれるトントン


この暖かさを失いたくないなぁって、思うちゃう。僕って多分悪いやつなんだね


トントンの肩に乗っかって、改めて周りを見たらひどいことになってた


さっきの落雷で後ろから攻めてきてた奴らが根こそぎ土に還ったみたい


初めてで威力の調整が出来てなかったみたいでほとんど炭みたいになっちゃってる


こげこげだ


ショ:にしてもやばかったっすね今の。

ゾ:突然あいつらにだけ大雨&落雷やもんなwwなんかやらかしたんちゃう？？

ひ:あいつらひどい山越してたみたいだし、山神様にでもキレられたんでしょ。

コ:神様なんかおらんやろww

ひ:でも偶然にしては狙いが的確すぎるじゃん。普通に考えて人間業じゃねぇし。

チ:逆に人間にできたら怖いやろ。


確かに。ってチーノの言葉に頷きながら、犯人ここにいるんだけどね、ってちょっと思う


この後暫く残党との戦闘があったけど、いきなり大部分を失った裏切り者は五分と持たず


前から来ていた奴らは10分後にはそそくさとものすごい速さで撤退して逃げていった


それと同時に同盟国の人たちがやってきて、なにこれ！？と驚いていた


グルッペンが説明したけど、みんなそんなバカな、って感じでうまく飲み込めないようだった


まぁそりゃそうだよね。僕も突然雨が降って落雷で敵が死んだなんて言われたら信じられないもん


でもそれが真実なんだから、現実は小説より奇なり。って事にしておこうよ


と言った具合に戦争は終わり、ほとんどの兵を自然災害で失った軍は解体された


そして我々軍について噂がたった


我々軍には雷様が付いているから、喧嘩を売ると雷が落ちる、って


まるで子供に言い聞かせるような迷信のような噂で笑っちゃいそうになるけど


ある意味間違ってないんだからすごいよね

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