人間洗浄機３

日常88　喧嘩川柳 ページ9

『おはよう喧嘩川柳！相変わらず朝からハードだな！』

続いてのコーナーは＜おはよう喧嘩川柳＞。
世の中に喧嘩売りたいことをBuster Bros!!!が五七五の川柳にしていくというコーナーだ。
朝からすっかとするコーナーである。


『逆車線 みんなで渡るぞ 楽じゃけん』

最初に一郎が川柳を発表する。

「いや、交通違反でアウトのやつ。しかもじゃけんって。」

少女は大爆笑。
二郎や三郎が一郎にしたツッコミと同じことを少女は指摘する。


『イケブクロ どのディビジョンも ひれ伏すぞ』

続いて二郎が川柳を発表する。

「二郎ちゃん…よくできました。」

少女はお馬鹿な二郎がしっかりと川柳を発表できたことに感動する。
二郎、川柳って知ってたんだね。


『二郎ちゃん おてて繋いで 児童館』

最後に三郎が川柳を発表する。

「いや、三郎。二郎の事大好きかよ。」

三郎の川柳は二郎を煽っているが、少女にはツンデレにしか聞こえない。
＜おてて繋いで＞の相手は三郎なんだろ？と少女は思う。
つまり、少女の解釈で言うと
＜二郎ちゃん さぶと手繋ぎ 児童館＞
である。

手を繋いで歩く高校生と中学生の兄弟って…可愛すぎかよ。
少女は妄想を膨らませ、一人また爆笑していた。

ちなみに少女が世の中に売りたい喧嘩川柳は

＜腹に肉 内ももに肉 玉に瑕＞

である。
体型とはいつの時代も女性を苦しめるものである。
食べることが大好きな少女は最近体重が増えていたので、凄い気にしているのだ。

Buster Bros!!!の三人の腹チラ写真を見るたびに、少女は自分と比べてしまい、男女の体型差にジェラシーを感じていた。
何故、男の方が腰が細いのか…納得がいかないのだ。

少女が川柳を考えていた間に、二郎と三郎の言い合いは一郎に制裁された。
喧嘩両成敗。どちらも平等に叱る兄の声に、何故かほっこりした。


コーナーはまだ続いていく。
一度Buster Bros!!!の楽曲と＜萬屋ヤマダ＞のコマーシャルが流れ、またコーナーに入る。

『続いてのこーなは？』

『＜一兄の俺こんなこと言わねえよ＞のコーナー！』

おはようイケブクロ１人気のコーナーが始まった。
3兄弟には秘密で、少女はペンネーム＜山田四郎＞という名でお便りを送っているが、果たして…読まれるだろうか。

少女にとってドキドキワクワクのコーナーである。


『それじゃあ、いってみよー！』

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