日常117 疑惑の音 ページ44
「おはよう〜。」
「A!おはよ!」
「お!Aじゃん。はよ!」
少女が教室に入ると、絢子と儀晴が何やら盛り上がっているようだ。
少女も二人の近くに座り会話に混ざる。
どうやら、お昼を外に食べに行く計画を立てているらしい。
銃兎に情報を提供してから三日が経った。
あれ以来問題が起こることもなく、平和な日々を送っている少女。
今日も大学の講義を受けていた。
教授が教室に入り授業が始まる。
眠気に耐えつつ講義を受ける一同。
「今日の講義はここまでです。」
ようやく長かった講義が終了し、お昼時だ。
三限目が空きコマという事もあり、三人で大学の外に食べに行くことになったため、少女・絢子・儀晴の三人はウキウキで教室を出る。
「何食べる〜?」
「最近できた韓国料理屋さんはどうだ?」
「賛成!」
儀晴の案で近くに出来た韓国料理屋に入ることに。
幸い混んではいなかったようで、席に着けた三人。
韓国料理は一品一品量が多いため、三人でシェアすることにした。
「ん〜!辛くて美味しい!」
「だな!」
料理を美味しくいただいた三人。しかし、次の講義まではまだ時間がある。
三人はどこかでゆったりしようといった流れに。
「あ、こっから儀晴の家近かったよね?」
「絢子は一回来たもんな!よし!俺んち行くか?」
「行く!」
韓国料理屋さんから近いという事で、儀晴の家でまったりすることが決まったのでお店から出る三人。
儀晴の家でつまむものと、ジュースを買って向かう。
「「お邪魔します!」」
「はーい。」
「…意外と綺麗だ。」
「うっわ!A、失礼だな!」
「ごめんって!」
儀晴に通され、机の周りに座る絢子とA。
儀晴は三人分の飲み物をコップに入れて、お菓子を持ってやってきた。
「あざーす!」
「んじゃ、カンパーイ。」
ジュースで乾杯をし、お菓子をつまみながらくだらない話をする一同。
「儀晴〜腰伸ばして良い?」
「良いぞ〜。俺、ちょっとトイレ!」
長時間座っていたことで少女は腰が痛くなり、儀晴のベットに容赦なく寝転ぶと
_カサ
少女の耳元でビニールがこすれる音が聞こえた。
少女は枕カバーに手を突っ込み音の正体を取り出す。
「何で…。」
「ん?Aなんか言った?」
「い、いや!何でもない!」
少女は慌ててカバーに音の正体を戻し、絢子の横に座る。
_ここで儀晴を問い詰めたらジュンちゃんまで危ない。
そう判断した少女は何事もなかったかのようにつくろった。
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大阪の女 - Stellaが良すぎましたありがとうございました (2023年3月29日 9時) (レス) @page29 id: f50a0ac3bb (このIDを非表示/違反報告)
蒼羽 - 初めまして。こんにちは(^^)芋けんぴさんの作品楽しく見させていただいてます。話の続きも是非読ませていただきたいです。 (2022年10月12日 16時) (レス) @page50 id: 7d7f47de01 (このIDを非表示/違反報告)
蒼羽 - 初めまして。こんにちは(^^) (2022年10月12日 16時) (レス) @page50 id: 7d7f47de01 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - ねむさん» ねむ様、コメント及びご指摘をありがとうございます。完全なる打ち間違えです…。そのせいで寂雷さんが凄くネガティブな人になってました…。現在、訂正させていただいています。意味までご丁寧に教えていただき勉強になりました。改めてありがとうございました。 (2021年7月19日 15時) (レス) id: e6e71631e0 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ(プロフ) - 日常107出発のmourningは悲嘆,哀悼 、哀悼の意を表すこと、喪服,喪章という意味(コピペ)ですよ。朝はmorningです。 (2021年7月19日 9時) (レス) id: 2b048548d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:芋けんぴ | 作成日時:2020年8月3日 20時