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日常77 自慢と嫉妬です ページ45

「「ただいま〜。」」

「お、お帰り。どっか行ってたのか?」

「うん!ラノベの新刊買ってきたんだ!」

「デートだよ。」

「ば!もう!デートじゃねぇ!」

リビングに行くと依頼を終えた一郎がソファーに座っていた。
少女は一郎に自慢するようにデートだと言って、二郎をいじり倒し、二郎はふてくされながら冷蔵庫に食材を入れていく。

「Aさん!おかえりなさい!」

少女が帰ってきた音を聞いて三郎が自室から出てきた。

「あ、三郎。ただいま〜。」

少女は三郎の頭を撫でる。
三郎は少女の手に擦り寄りながら、少女に問いかける。

「どこ行ってたんですか?」

「ん〜?デート。」

「え!?誰と…」

「二郎。」

「!?おい!低能!!」

少女の口から二郎とデートと出てきた瞬間三郎は二郎に突っかかる。
キッチンの方で二郎と三郎が言い合いしている声がする。

「…あんまりからかってやるなよ。」

「あはは。すまんな。」

一郎は後ろから少女の肩に顎を乗せる。
少女と一郎はキッチンの方を見る。

「でも仲良さそうで良いじゃん。」

「だな。」

「あ!A、何兄ちゃんにくっついてるんだよ!」

「あ!一兄とAさんばっかりでズルいです!」

少女と一郎を見た二郎と三郎は、二郎は一郎に、三郎は少女にすごい勢いで飛び込んでくる。
少女と一郎は何とか二人を受け止めて、顔を見合わせる。

「Aさん、今度は僕ともお出かけしてください。」

「勿論!」

「兄ちゃん!」

「はいはい。」

そのまま夕ご飯の時間まで四人でまったり過ごしす。
山田家は今日も仲良しだ。

夕ご飯も食べ終わって、二郎と三郎は自室に戻っている。
少女はソファーに座っている一郎の隣に座った。

「今日もお疲れ様。」

「おう。」

少女が隣に座ると一郎は少女の肩に頭を預けた。
少女は黙って頭をなでる。

一郎は日を増すごとに少女に甘えることに慣れているようで、今では自然と甘えられている。

「…なぁ。」

「ん?」

「…いや、何でもない。」

「何だよ!言えよ〜。」

少女は言葉を飲み込んだ一郎に催促する。
少女が思っていたよりしつこいので一郎はしぶしぶ言う事にした。

「…今度は俺とも出かけようぜ。」

「なんだー。勿論いいよ。」

なんだかんだ言って一郎も二郎が羨ましいと思っていたらしい。
少女は今日も私の弟分が可愛いと確信しながら、寝るまで一郎とまったりと過ごした。

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芋けんぴ(プロフ) - 讃良さん» ありがとうございます。私の妄想でニヤニヤしてくださるとは、嬉しいです!気持ち悪いだなんて滅相もない。嬉しい限りです。 (2020年8月2日 12時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
讃良 - こんにちは!すごく面白くて、終始ニヤニヤしながら読ませていただきました(どうか気持ち悪いとか思わないで!)。これからも全力で応援しております。頑張ってください。体調にだけ気をつけて! (2020年8月2日 10時) (レス) id: 0970343196 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 神坂 チトセさん» ありがとうございます。私も、コメントの嬉しさにニヤニヤが止まりません。嬉しい限りです。 (2020年8月1日 23時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
神坂 チトセ - こんにちは、めっちゃ面白いです。ニヤニヤが止まりません(笑)無理の無い範囲でこれからも頑張って下さい(^ ^) (2020年8月1日 20時) (レス) id: 46099f0789 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - マチさん» ありがとうございます。嬉しい限りです。 (2020年7月21日 17時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:芋けんぴ | 作成日時:2020年7月14日 22時

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