痛いのは最初だけ２【佐野玲於】 (ページ48)

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よんじゅうはちページ48

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A『亜嵐くん、あっちにクラゲいるよ！見て見て、綺麗～ふわふわぁー。』

亜嵐『(笑) はじゃいでるねー。』

A『あ、ごめんなさい。すぐはしゃぐの悪い癖。静かにするね。』

亜嵐『いや、可愛いなぁーと思って。もっとはしゃいでいいよ(笑)』

玲於くんだったらはしゃぐなってすぐ怒るだろうな。。。

あっ、ダメだ、、また玲於くんのこと考えてる。

夜もお店予約してるって亜嵐くんが言うからあんまりお腹いっぱいにならないように昼は軽食にして。

亜嵐『そろそろイルカのショー始まるよ。行く？』

A『うん！！』

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亜嵐『前の席空いてるね。濡れるかもだけどどーする？(笑)』

A『行きたい！一番前で見たことないの。いい？』

亜嵐『もちろん！』

ビニールのシート渡されたけど、結局濡れちゃって。でもイルカがジャンプする度に来るよ来るよ！って亜嵐くんと笑いながらすごい楽しかった。

亜嵐『うわぁー意外と浴びた(笑)』

A『私も～でも楽しすぎた♪』

亜嵐『うん、じゃいっか(笑) ちょっと休憩しながら乾かそう。』

持ってたハンドタオルで亜嵐くんも拭いてあげて、トイレで少しメイクも直した。
鏡に写った顔。大丈夫、すごく楽しいからちゃんと笑えてる。

一通りまわってから、最後にもう一回見たいってワガママ言ってラッコに会いに。

A『かわい～♪ずっと見てられる。』

亜嵐『ねっ、俺も。』

じっとこっち見ながらそう言った亜嵐くん。

私が言われたみたいでテレるなんて自意識過剰。。

帰りに寄ったお土産屋さん

亜嵐『色々あんだねー。ほら、ラッコさんもいるよ！』

A『ほんとだ！本物も可愛いけどぬいぐるみも可愛いぃ。』

亜嵐『ふはっ(笑)欲しい？』

A『ううん、私19歳だよ？さすがにぬいぐるみは(笑)』

亜嵐『そっか(笑) 何か買う？ちょっと俺あっち見てきていい？』

A『うん。私もう少しここらへん見てる。』

目の前のサメのぬいぐるみ。目はクリクリして可愛いの。
何となく玲於くんみたいって思った。可愛い顔してキバ剥くみたいな。

これ玲於くんみたいだよって買ってったら何て言うかな？

あれ、、

私今誰の為にお土産買っていこうと思った？買ってもしょうがないのに。

A『本当、何してんだろ、、』

結局迷ったけど気づいたら鍵につけるサメのキーカバー買っちゃってた。。。

バカみたい