痛いのは最初だけ２【佐野玲於】 (ページ47)

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よんじゅうななページ47

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チケット買うのに並ぼうとしたら

亜嵐『じゃ～ん！』

二人分のチケット？

A『えっ買っておいてくれたの？私も払うね。』

亜嵐『いやいや(笑)今日は１日俺がおもてなしするの。ご飯作ってくれたお礼。』

A『そんな、、ダメだよ。この前も奢ってもらっちゃったし。』

亜嵐『いいって。、、、俺も魔法使いになれるかな。。なんてね、行こっか。』

チョコベビーじゃなくてチケットくれた亜嵐くん、、何故かちょっと寂しそうな顔

A『...ありがとう。』

亜嵐『うん。。てかイルカのショー何時からだろーね。』

こんな優しい亜嵐くんが隣りに居るのに、、考えちゃダメなのに、今頃玲於くんは誰と何してるのかな、、、気になる

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玲於『ハァ、、、』

隼『ちょっとちょっとぉ～、幸せ逃げてるって。ため息つきすぎでしょ。』

玲於『、、何で日曜の朝からお前の顔見なきゃいけないわけ？』

隼『いやいや(笑) 日曜日空いてる？って連絡してきたの玲於じゃん。』

玲於『...お前どーせ暇でしょ。』

隼『今日もしょっぱいなぁー。』

玲於『うるせぇ。』

今頃あいつは亜嵐くんとデートかよ。。ワンピースなんか着てオシャレしてさ、そんなに亜嵐くんが好きになった？

１人で家に居たくなくてどーせ暇してる隼なんかと日曜日の朝っぱらからブラブラ買い物。

まぁ隼は無理に何があったか詮索しないで一緒に居てくれるから楽だけど。

あー...気になる

もう付き合ってる二人の間に入る隙なんて微塵もないのに

俺、全然吹っ切れてねーじゃん。。

玲於『...女々しくて辛いわ。』

隼『えゴールデンボンバー？(笑) あ、ちょっとこの店入っていい？』

玲於『ん、どこでもいいけど早くしてね。』

隼『はいはい(笑)』

たまたま入った雑貨屋。

隼って本当に金ないくせにすぐ散財するから、ちゃんと考えもしないで片っ端から買うの。まっ何時間も迷われても困るけど。

店内見てたら目に止まった花のキーホルダー。確か村上隆って人のアゲ花だっけ

カラフルで丸くて笑った顔が何かAみたいで。似てるって言ったら大福って言われるより喜ぶかな？

隼『玲於それ買うん？』

玲於『ん、、まぁね。可愛いじゃんこれ。』

隼『へぇ(笑)』

あいつ鍵今のとこ無くしてないみたいだけど何かキーホルダーつけてないと絶対無くすじゃん。

ハァ...こんなんあげようなんて考えてる俺はたぶん重症。