痛いのは最初だけ２【佐野玲於】 (ページ46)

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よんじゅうろくページ46

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迎えた日曜日

亜嵐くんの隣り歩いてもなるべく恥ずかしくないように、普段着ないワンピースなんか着て、、見栄はって無理に背伸びしてるみたいな自分が少し笑える。

玲於くんも出かけるみたいで、今日もすごいオシャレなの。カッコイイな、、、

誰とどこに行くかなんて怖くて聞けないくせに気になって仕方ない。。

玲於『...ワンピース。珍し。』

A『...似合わない、、よね。』

玲於『や、、亜嵐くんは好きなんじゃん？』

A『、、、玲於くんは？』

玲於『..え、』

A『ワンピース、嫌い？』

玲於『、、好き。似合ってる。

俺も遅くなんないように帰るから、Aも気をつけて行ってきて。 ...じゃ先に出るわ。』

、、、好き。似合ってる。

ズルイよ。。いつもみたくバカにしてよ、、、

10時に玲於くん家の前で待ち合わせ

ちょっと早く出て、前髪直したりソワソワしながら待った。
落ち着かないのはさっきの玲於くんの言葉がそうさせてる。

亜嵐『Aちゃん、おはよ！待った？』

爽やかな笑顔でこっちに手を振る亜嵐くんはやっぱり格好よくてキラキラしてて、隣りに私なんかが歩いてもいいのかなって恐縮しちゃうくらい、、

A『おはよ！ううん、外出たとこ。』

亜嵐『ワンピース？』

A『あ、、うん。やっぱりやめればよかった。』

亜嵐『何で(笑) すごい似合ってる。相変わらず可愛い。』

A『あー、また口癖出た。』

亜嵐『本当のこと言っただけ。
何かさ、、俺の為にオシャレしてきてくれたのかなとか勝手に思っちゃって、、、
あ、ごめん。。。俺すげー気持ち悪いこと言ってるね(笑) よし、行こう！しゅっぱーつ。』

...今日のこと亜嵐くんは玲於くんに何て説明したの？二人で何を話してたの？とか聞きたいこといっぱいあるけど、今さら聞いても何も変わらない。

A『、、あっ、どこ行く？行きたいとこある？』

亜嵐『俺ちゃんと考えてきた(笑) どこに行くかはお楽しみ♪』

A『着くまで秘密？どこだろ？』

亜嵐『そう秘密！きっとAちゃんは好きだと思う。』

電車乗り継いで着いたのは

A『わぁー水族館だ！』

亜嵐『好き？』

A『大好き！！久しぶりに来たぁ。ラッコとかイルカとか見れるかな？』

亜嵐『俺も大好き。。。よかった。見よう見よう！』

こっち見て満足そうに微笑んだ亜嵐くん

、、、今はこの時間を楽しもう！