痛いのは最初だけ２【佐野玲於】 (ページ28)

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にじゅうはちページ28

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帰り道

A『ごめんね、、迷惑ばっかりかけて。』

玲於『何急にしおらしくなってんの？(笑) さっきまで帰りたくないって言ってたくせに。てか父ちゃんも大変だな、体壊さないといいけど。』

A『うん。。』

玲於『...まぁさ、父ちゃんも男手１つでお前をここまで育てたんだから、大丈夫だよ。』

A『うん。。』

玲於『何？そんな父ちゃん心配？』

A『そうじゃなくて、、玲於くんは私と朝時間違う日もあるのに一緒に電車乗らなきゃだし、彼女出来たら邪魔でしょ？。。
私本当にまだ玲於くん家に居ていのかな。。。無理だってお父さんに言いにくいなら私がうまく言ってやっぱり帰るから。』

玲於『バカ、そんな心配してんなら自分の心配しろよ。...うちに居ていいから。』

一緒に居られる嬉しさと、迷惑かけてるっていう今さらな不安で板挟み。

玲於『亜嵐くんはさ、、』

A『え？』

玲於『亜嵐くんは本当にAのこと大切にしてくれると思うよ。』

A『...急にどうしたの？』

玲於『、、俺もさ、暫くもっとバイトとダンス控えるわ。早く帰る。』

A『そんな、、大丈夫だよ。』

玲於『ちゃんと全部解決してやっから。不安そうな顔してないでもっと笑えよ大福。』

ほっぺつねってくる玲於くんもいつもみたくうまく笑えてないのはやっぱり私が迷惑だからなんだよね。。。

帰って一緒にご飯食べたら、会議します！って急に言い出して。

更に厳しくなった門限は玲於くんがオッケーサイン出すまで学校から直帰になった。

A『ねぇ、、怒らないの？何でこんな面倒なことになったんだって、、』

玲於『...怒らねーよ。Aが悪いわけじゃないし。まぁ昨日は亜嵐くんが居たからいいけど、、でも朝危ない目にあった時すぐに電話くらいしてくれたら俺も、、、』

A『玲於くんあのね、、』

玲於『...俺は何も出来なかった。』

A『違くて、今日の朝、、その人に会っちゃって、すごい怖くて玲於くんしか助けてくれる人居ないって思って、私電話しようとしたの。。。』

玲於『しなかったじゃん。 Aにはさ、、、亜嵐くんが居るよ。』

..何でさっきから亜嵐くん？

玲於『俺さ、昨日の夜Aが泣いてた時にも近くに居なかった。。お前が怖い思いしてたのに。
でも亜嵐くんは傍で守ってくれるじゃん。
...良かったね、ちゃんと大切にしてくれる人見つかって。』