痛いのは最初だけ２【佐野玲於】 (ページ22)

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にじゅうにページ22

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気づけば３時になりそう。またソファーで寝るかベッドで寝るか言い合いになって、どうしてこうなったかわかんないけど今ベッドで一緒に横になってる。。。

A『何でこうなるの？、、、』

玲於『玲於くん近くに居た方がいいんでしょ？あーもう大人しく寝ろよ！何時だと思ってんの？』

居なくならないでって言っても、一緒に寝るのはちょっと違う。。。

A『玲於くんさ、ろくでもないことしか考えてない大学生なんだから私と一緒に寝たらダメでしょ？本当変態！』

玲於『バカ、お前は別。。』

特別じゃなくて別ね...

妹みたいなもんだから？

眼中にない。対象じゃない。異性としてなんか見てないもんね

うん

聞きたいこといっぱいあるけどやめた...

このいつもの感じが落ち着く。安心するの。

玲於くんが居ると自然に笑えるから。

さすがにベッドに二人はドキドキするけど、、、

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翌朝目覚ましで起きて、浮腫んだ顔はメイクとマスクで誤魔化す。

玲於くん今日は三限からとかで私よりゆっくりの時間なんだって。大学生っていいな。

朝ごはんだけ適当に用意して、まだベッドにいる玲於くんにいってきますって言って、スペアキー大事にお財布にしまって家を出る。

まぁ、、昨日はドキドキして寝れるかなって心配したけど隣りにいる玲於くんが温かくてすぐ爆睡しちゃった。

睡眠時間全然足りないけどね。

いつもの駅で電車待ちながらあくびを噛み殺してたら後ろから声をかけられた、、、

『Aちゃん、また会えたね♪ 今日は１人？』

A『え、、、』

この声、、

振り向くと、昨日の変な人。。。嘘でしょ、

本当に朝の電車一緒だったなんて、、

『やっぱ可愛いねぇ。あ...美容の専門学校行ってるんだ？俺さ、##大学行ってるから近いし今度遊ぼうよ。』

専門の名前が入ってる大きなカバン、、、見られた。

『昨日一緒に居た男が彼氏？それとも朝いつもいる男が彼氏？あっ、もしかしてAちゃん彼氏いっぱい居るの？だったら俺もその中に入れてよ。』

無視してるのにこの人ずっと一人でしゃべってる。。。
周りの人もチラチラ見てくるのに知らんぷり。

怖い。。。こんな日に限って玲於くんは居ないし。どうしよう、、

『なぁ聞こえてんだろ？無視すんなよ。』

急に口調が強くなって肩を触られた。

A『...やっ！！やめてください。』

玲於くん助けて。。。