逆行した2人と刀剣達は異世界に召喚された３ (ページ29)

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虹空491 ページ29

［山姥切国広side］

主達は広めの部屋に通された。
見た所、大勢で話し合いとかが出来るところか？

それからハジメを中心にこの世界の事や解放者の事とか色々話した。

「…成程、この世界は神の遊戯の盤であったと…」

「驚かれないのですね」

「この世界は亜人族(われわれ)に優しくない、今更よ」

「あんたは〝解放者〟の事を知ってたのか？」

「詳しくは知らんよ。古くから伝わる長老の座についた者への言い伝えだ」

言い伝え、か…。
長い歴史の中で人から人へ言葉が伝えられる事は知ってるが途中で改変されたりしてないといいが…。

「『七大迷宮は〝解放者〟という者たちによって創られた』
曰く、『迷宮の紋章を持つ者には敵対しない事』『その者が気に入ったのなら望む場所へ連れて行くこと』
お前さんの持っていた指輪はその紋章の一つだった。故に敵対せずに案内したのだが、全ての亜人族がこれを知っているわけではない。
…それに知っていてもそれを守らない者もいる」

言葉と同時にドアが蹴り壊されたような音がし見てみると熊の亜人らしき奴が居た。……強そうだ、俺が倒してみたいな