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虹空488 ページ23
［山姥切国広side］
「ですが、これは無駄かもしれません」
主の言葉を聞いて周りの気配を探ると何人かこっちに向かってくる気配を感じた。
それはカエデ達も気付いてるようだ。
カムが言葉の意味を聞く前に周りを囲むように動く影が。……見た所、ここを巡回していた見張り番か？
「動くな！何故ここに人間がいる！！」
「あ、あの私達は…」
「白髪の兎人族の女…貴様ら、報告にあったハウリア族か！
忌み子を匿い続けた亜人族の面汚し共め！今度は人間を招き入れるとは…生きては帰さんぞ！全員この場で処刑して」
目の前で何か騒いでる獣人に向けてハジメとカエデの銃が火を吹いた。
まあ、脅しとして撃ったから当たってないが…。
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