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虹空485 ページ17
［山姥切国広side］
「3人が強いから、ですよ。……さて」
主は笑顔のまま、怯えてる兵士に話しかける。
「既に捕まえていた兎人族が居たはずですがどこに居ますか？」
「え…？そ…それなら帝国に移送済みだ…もうどうしようもない…」
「そうか」
ハジメが銃を帝国兵の額に向ける。帝国兵は震えながら命乞いをするが無意味に終わりハジメに撃ち殺された。
「ハジメ君、怪我は…」
「…大丈夫だ、香織」
「……あの人は見逃してあげても良かったのでは…」
「はあ？てめぇ、何言ってやがる…一度剣を抜いた者が相手が強かったからって言い訳して見逃してもらおうなんざ都合が良過ぎる」
「あなたたち…ハジメ達にそんな目を向けないで」
ユエの言葉に俺は仕方が無い事だ、と思った。
なぜなら峡谷で見て分かったがコイツらは争い事に全く慣れていない
だから、心優しいコイツらは目の前で行われる戦いを酷いものだと思ったんだろうな。まあ、刀の俺には関係ない事だが
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