第8話 ページ8
私が考えていたことを読み取ったかのようにこんのすけは、
「この本丸の主…いえ、朱里様は政府にお金の寄付をしてくれる寄付団体のうちの一つの娘さんなんです。だからしっかりとした証拠がないと捕まえることは出来なくて…。」
申し訳なさそうに頭をうなだれるこんのすけに同情を覚えてしまった。
(となると、パパは政府だって判断されたから朱里って奴にやられたのか。)
『そっか、ありがとうね!ここからは私の仕事だからサポートよろしく!』
ニコッと笑うと右手…?を差し伸べて握手と言わんばかりにお手をする。
(かっ、可愛い…だと!?!?)
初めてこんのすけをすこーしだけ可愛いと思った日だった。
『じゃあ、本丸に入るね…。』
門を開ける。
ギギっと古い音がしたと共に目に焼き付いたのは荒れ果てた風景。ひとつだけ綺麗で立派なのは本丸だけだった。
『うっわぁ、なんだよこれ。』
そんな言葉しか出なかった。
「ささっ!A 様、本丸の玄関はこちらになります!」
本丸の入口はまるで時代劇に出てきそうな立派な扉だった。
『たまにパパの資料机の上に置いてあったのみだけどどこもこんなに派手っていうか豪華じゃなかったぞ…?』
(あっ、コイツん家金持ちだったんだっけか。)
ここで父が切られたのを思い出し警戒する。
ノックをする時とか扉の前に立つとか死亡フラグ建設しそうだから伸びすぎた草むらに身を隠しながら大きめの石を投げてみた。
すると勢いよく扉が開き赤いマフラーをした男の人が空中で刀を無闇に振り回した。
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レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです!清光君可愛いですね(* ̄∇ ̄*) (2018年11月17日 19時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
犬将軍(プロフ) - 面白いって言われると励みになります!初作品なので不安ばっかでしたが皆さんにそう言って頂けてとても嬉しいです!ありがとうございます! (2017年12月12日 7時) (レス) id: 9f4a7e2e11 (このIDを非表示/違反報告)
ユー - 面白いです!これから、続きが楽しみです!更新、頑張ってください! (2017年12月11日 16時) (レス) id: 51d1ba9355 (このIDを非表示/違反報告)
鶴じい - お・も・し・ろ・い!! (2017年12月11日 14時) (レス) id: a5977de54d (このIDを非表示/違反報告)
犬将軍(プロフ) - ありがとございます!そう言っていただけると嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2017年12月10日 18時) (レス) id: 9f4a7e2e11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:犬将軍 | 作成日時:2017年12月8日 2時