第44話 ページ44
「ほう、面白いな。見習いが気に入ったからじじいから一言アドバイスをやろう。反逆軍を作るのはいい、そして不満を持っているものの方が多いだろう。しかし、主側の味方もどこにいるか分からないから無闇に声をかけないほうが身のためだぞ。」
…そうだ。
肝心なことを思い出した。
なにも全員が同じ意見なわけがないのだ。
そこを忘れないようにしなければ。
そう肝に銘じる。
『とても貴重なアドバイスありがとうございます!では、失礼します。』
「待て、見習いの名前は?」
『A です。』
「そうか、では俺は反逆軍、とやらに味方をしてやろう。」
あまりの軽さに少しビビる。
近所のコンビニに行くような軽さだ。
『え、いいんですか…?』
「うむ。だが俺が本丸から離れたら主は不自然に思うだろう。だからなにか困ったら来ると良い。そしてこれをやろう。」
『何ですか?これ。』
それはとても綺麗な翡翠の色をした石だ。
「これは勾玉といって古来より伝わるご利益のある石だ。一度だけ行った遠征先で頂いてな。俺は付喪神に分類されるからな。不思議な力があるらしい。この石に俺に向けてお願い事を言えば駆けつけてやるぞ。ではな。」
『はい。ありがとうございました!』
4人はすっとでる。
『きっ!』
「き?」
『緊張したぁぁぁあ…!!!』
そう言うとお疲れ様と石切丸が背中を撫でてくれる。
彼の手は毎回安心するなぁ、と思いながら遠征組の帰りを待つ。
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レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです!清光君可愛いですね(* ̄∇ ̄*) (2018年11月17日 19時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
犬将軍(プロフ) - 面白いって言われると励みになります!初作品なので不安ばっかでしたが皆さんにそう言って頂けてとても嬉しいです!ありがとうございます! (2017年12月12日 7時) (レス) id: 9f4a7e2e11 (このIDを非表示/違反報告)
ユー - 面白いです!これから、続きが楽しみです!更新、頑張ってください! (2017年12月11日 16時) (レス) id: 51d1ba9355 (このIDを非表示/違反報告)
鶴じい - お・も・し・ろ・い!! (2017年12月11日 14時) (レス) id: a5977de54d (このIDを非表示/違反報告)
犬将軍(プロフ) - ありがとございます!そう言っていただけると嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2017年12月10日 18時) (レス) id: 9f4a7e2e11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:犬将軍 | 作成日時:2017年12月8日 2時