第35話 ページ35
予想は的中し、お布団を全員分敷き終わった頃にはもうほとんど出来上がっていた。
前田と石切丸、それと鶯丸はゆっくりと飲んでいたので酔いがほとんど回っていない。
他のみんなをすべて1列に並べた布団に向かわせるとグースカグースカとあれよあれよといびきをかき寝始める。
本丸ほど大きくはなく部屋の数も少ないので1列に布団を並べ雑魚寝するしかないのだ。
食べ終わった食器を片付けていたら前田が手伝ってくれたおかげで早く片付いた。
実は食後にサッパリとしたものを食べさせようとラムネ味のゼリーを用意してたのだ。
「これは見事な…。」
「綺麗だね。」
「A さん、ありがとうございます!」
テーブルを一度綺麗にし暖かいお茶を出して用意したデザートを食べる。
「A さんは見習いなんだよね?」
『はい。まぁ、清光に教わりながらですけどね。』
と苦笑いを浮かべる。
「ここは酷いところでしょう…。こんな所に来てしまい同情すると共にA さんという希望が見えて嬉しいと思うことをお許しください…。」
という前田の頭を撫で、
『人間の不始末は人間がするってね笑』
と言うと、前田は兄達の手前ずっと我慢してきた涙を流した。
そんな前田を慰める彼女を見てまるで姉弟のようだと二人は思った。
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レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです!清光君可愛いですね(* ̄∇ ̄*) (2018年11月17日 19時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
犬将軍(プロフ) - 面白いって言われると励みになります!初作品なので不安ばっかでしたが皆さんにそう言って頂けてとても嬉しいです!ありがとうございます! (2017年12月12日 7時) (レス) id: 9f4a7e2e11 (このIDを非表示/違反報告)
ユー - 面白いです!これから、続きが楽しみです!更新、頑張ってください! (2017年12月11日 16時) (レス) id: 51d1ba9355 (このIDを非表示/違反報告)
鶴じい - お・も・し・ろ・い!! (2017年12月11日 14時) (レス) id: a5977de54d (このIDを非表示/違反報告)
犬将軍(プロフ) - ありがとございます!そう言っていただけると嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2017年12月10日 18時) (レス) id: 9f4a7e2e11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:犬将軍 | 作成日時:2017年12月8日 2時