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すばるくんは知らん。


僕がどれだけすばるくんのことが好きか。



どれだけ、すばるくんに依存してるか…




僕の両親が、いなくなって、寂しかった。


でも、傍にすばるくんおるから。

僕は何も怖くない。

何も無い僕を、こんな僕を大切にしてくれるすばるくんの為になら、

僕ら命でも捧げる。





中学3年の秋。



進路のことでウダウダ先生とお話したあと、


すばるくんを校舎の中探しまくって、やっと見つけた

あの、使われてない旧校舎の2階3階間の階段。



夕日を見つめるすばるくんが綺麗で…




この人しかないって、その時が初めての僕の恋やった。






夕日なんて見ないで、すばるくんばっかり見てたから

それに気付いて恥ずかしそうに、「夕日見ろや」って笑う、

そんなあなたに。





夕日も沈んで、辺りは月明かりと外灯で薄明るくなる。




こちらを向いたすばるくんが不意にチューしてきて。




びっくりしてもて、何も声でぇへんくて。




七つ星みたいに輝いてる目に吸い込まれそう。



寂しそうな顔。その目が瞼に隠れる。



僕はもう一度その目がみたくて、チューを返す。




初めてのチューやったから、的は外れて

ほっぺと唇の間やったけど。






でもすばるくんは、





渋「帰ろか」






って、僕の手を握るだけ。





依存って怖いな。


でも、僕はすばるくんしか見えへんから。





だから、最近は変な事言うてくるオッサンもおらんやろ?


生活しやすいやろ?



すばるくんと、僕の日常を


壊す奴は例え僕の大事な人でも、



絶対に…許さない……から。









すばるくん、役に立つから……僕を捨てないでね…









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裕香(プロフ) - 緑子さん» ありがとうこざいます! (2020年2月27日 11時) (レス) id: 301fe0be56 (このIDを非表示/違反報告)
緑子 - 続き楽しみにしてます! (2020年2月26日 22時) (レス) id: ffc04175b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうか | 作成日時:2020年2月22日 13時

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