雨露霜雪

#37 ページ38

…





大「え、誰？ヤスの知ってる人？」


安「僕やって知らんよ……誰なんやろ…」


小声でボソボソ喋ってたのに、ヤスが動き出す。
こいつ勇者やわ……




安「…寒そう」



大「おっいヤス！何してんの？！お前！」



安「やって、風邪ひいてまうやん」





不法侵入してる奴にわざわざ布団かけてあげるって…



ヤスって凄いやつやなぁ……




？「んっ……だれぇ？」




＞こっちのセリフ＜





安「すいません、部屋間違えてないですか？」



？「えぇ、308じゃないん？」


大「合ってるけど…」


ここって3人部屋やったっけ？



安「あ、もしかして、丸山さんですか？」



何が繋がったん？



え、今の会話に答えあった？ヒントあった？？、？



丸「うん、僕まるやまりゅーへーですぅ」




安「部屋変わったって聞いてない？

渋谷さん1個上の階に移動なんですよ」





丸「いど？」



大「井戸ちゃう、移動や」




丸「ん…え、じゃあここ誰の部屋？」



安「安田と大倉の部屋です」





丸「あれ、じゃあ間違えた？」




なんで気付かへんかったんやろ





安「部屋まで送りましょか？」




丸「うーうん。大丈夫。」




ピンポーン



軽快な呼出。



大「はい？」


？「あ、丸…来てへん？」



大「丸山さんですか？」



？「おん。」




安「あ、しぶやん！待っててな」



渋「お、チパやん。お前ここの部屋なったんか」


安「そーやねん、丸山さん、しぶやん来たで？」




奥からバタバタと音が聞こえる。



渋「迷惑かけたな…えっと……」


大「大倉です」



渋「うん、大倉。

今度俺の部屋おいで、お礼する。丸が。」




丸「僕がするんかーい」





丸「ごめんね、章ちゃんまた来るね」


渋「また行くなよ？

じゃあな大久保」





大「…いや、大倉……」









…

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