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…
そのあと、ヤスに財布選んでもらって、
寮に帰ってきた。
最終帰宅時間ギリギリやったらしくて警備員さんに説教垂れ流しにされたけど、
部屋に帰ったらヤスと2人きりの空間を独占できるってことで頭の中はいっぱい。
帰りにもう1回温泉入った時は、
ヤスのケツばっか追っかけてもて、ヤスにおもっきしバケツでぶん殴られたとこ。
まだ痛いわ…
安「…」
大「…」
会話が多いわけじゃないけど。
密着しすぎてむしろひとつなんじゃないかって思うくらいくっついて歩いてる。
安「ただいまー」
大「ただいま。」
部屋の中は真っ暗で、ヤスがゆっくり靴脱いでる間に俺が部屋の電気を付けていく。
寝室のベッドにお揃いのキーホルダーの着いたカバンをそっと置くと同時にヤスがやっと玄関から中に入ってくる。
安「おくら、僕のベッド横にあるカバン取ってー」
言われたとおり、ベッド横のカバンに手をかける。
月明かりに照らされて、手元がよぉみえるわ。
視線を移して、俺の目に飛び込んできたのは、
パーマのかかった男の寝顔。
全く知らない、男の……
大「うわぁ!」
安「どうしたん?」
虫ー?って言うて呑気なヤスが寝室にやってくる。
誰やねんコイツ?!??!
…
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裕香(プロフ) - 緑子さん» ありがとうこざいます! (2020年2月27日 11時) (レス) id: 301fe0be56 (このIDを非表示/違反報告)
緑子 - 続き楽しみにしてます! (2020年2月26日 22時) (レス) id: ffc04175b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうか | 作成日時:2020年2月22日 13時